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6年が過ぎて防災意識が低下? 家庭の食品ストックが減少

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(OVO オーヴォより)

いつ来るか分からない災害への備えに、「喉元過ぎれば」は禁物だ。東日本大震災から年月を経るごとに、食料品ストックや防災グッズの所持率が下がってきていることが、防災についての意識アンケート(イーライフ・東京)で分かった。

東日本大震災の3年後にあたる2014年と、さらにその3年後の今年のアンケート結果(総回答数 2014年:1,940/2017年:3,052)を比較したところ、「2日分以上の食料品」をストックしている割合は、8割以上だった太平洋側の県でも7割未満に下がった。また防災グッズについても、「準備している」と回答した人は、前回の68%から30%もダウン。逆に、「準備していたがやめた・または準備物が減った」「準備していない」と回答した人が増加した。

水・食料の賞味期限切れや、グッズの傷みによる廃棄などで、その後買い足していないという人が多く、「自治体が備蓄していると思い心に甘えが出てしまっている」という声もあった。

今回のアンケートでは、被災経験者の現在の備えについても聞いている。「東日本大震災の時、一番なくて不便だったのが水」「輸送手段がなく援助があっても手元に届かないことがわかったから」として、水を備えている人、また「卓上コンロがすごく役にたちました。すごく寒かったので、冷凍ごはんを雑炊にしたり、カップヌードルが重宝しました」「3.11の経験から、懐中電灯はランタンに買い替えました」など、熱源、光源となるものの準備、さらに「車で寝泊まりしていたので、ガソリンが半分位に減ったら、満タンに入れておくようにしています」という人も。

備えあれば憂いなし。今一度、自宅の準備を見直し、更新しておくに越したことはなさそうだ。

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