暮らしのコト

社会人1年生と2年生に聞きました 社会人になってからの支出は?失敗は?

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(OVO オーヴォより)

社会人になると、学生と違って身なりをきちんとしなければならないし、人との付き合い方も変わってくる。お金がかかることも増えそうだが、社会人になるとどれくらいの費用がかかったり、貯蓄ができたりするのだろう? ソニー生命保険が実施した意識調査が興味深い。対象は、この春就職する社会人“1年生”500人、就職してから1年経つ社会人“2年生”500人の、20〜29歳の男女、計1000人。

“2年生”に「身だしなみ(スーツ・化粧品など)」にかかった金額を聞くと、全体の平均額は50,636円! 「自己投資(セミナー参加・書籍購入など)」にかかった金額は、3割強が「0円」と答えたものの、全体の平均額は24,155円となった。他方、「プライベートな付き合い・交際」にかかった金額を聞くと、「5万円超〜10万円」(20.4%)、「10万円超〜20万円」(17.2%)、「20万円超」(22.0%)となり、全体の平均は186,448円。およそ初任給の1か月分が付き合いに消えている。

これだけ、お金がかかると、とても貯蓄には回らない──そんな声も聞こえそうだが、最初の1年間の貯蓄額は「1円〜10万円」(24.8%)と「50万円超〜100万円」(19.6%)に回答が多く集まり、“二極化”している様子。ちなみに、平均額は450,142円だった。

さて、お金の次は、仕事について。まず、“1年生”に就活の結果を聞くと、満足している人は約8割! “2年生”に対しては仕事の満足度を質問すると、満足している人は6割強となった。男女別では、男性が58%、女性が67%で、女性の満足度が高い。

このように、“1年生”、“2年生”ともに満足している人の方が多いが、気になるのはここから。最初に就職した会社でどれくらい働きたいと思っているのだろう? 「定年まで働きたい」は“1年生”が30%だったのに対し、“2年生”は14%と割合が半分まで減る。「辞めたい」と思う人は“1年生”が5%なのに対し、“2年生”は2割強まで割合が上昇。1年間で“転職予備軍”が増えてしまうようだ。ちょっと、気になるデータといえるかもしれない。

そして、回答者全員に「自分にとって仕事とは何か?」(単一回答)と聞くと、トップは49%と半数近くが挙げた「お金を得る手段」で、2位の「自己実現」(16.2%)を大きく引き離した。もっとも、過去の結果と比較すると、「お金を得る手段」は2014年が57%、2015年が55%と年々減る傾向に。少しずつだが、仕事は「お金だけじゃない」と思っている人が増えているようだ。

ところで、1年もいれば、失敗の1つや2つはあるはず。“2年生”に、社会人になってからの失敗を聞くと(複数回答)、最も多かったのは「先輩や上司に間違ってタメ口」(20.6%)で、僅差で「保留ボタンを押し忘れて電話を切る」(20.4%)、「先輩や上司の名前を間違える」(18.0%)が続いた。お酒に絡む失敗も目立ち、「飲み過ぎて記憶が飛ぶ」(7.6%)、「酔い潰れて先輩や同僚に介抱される」(6.0%)のほか、「酔っ払って先輩や上司にからむ」(4.4%)といった“豪傑”も! お酒には“ご用心”といったところか。

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MATOME