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「ワタシハ年間40万円デ暮ラシテイマス」 イギリスで節約家として最も有名な女性が明かす驚きの節約術とは

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(OVO オーヴォより)

イギリスに年間約40万円のみで生活している女性がいます。最も有名な節約家として知られるイローナ・リチャーズさん。以前はトラックの運転手として働いていた彼女は現在年金暮らし。食品を買う時には安売りしているスーパーマーケットを探し回り、節水のためにお風呂は1週間に1度、そしてトイレはそのお風呂の残り湯を使用して1日に1度だけなど徹底した節約生活を行っています。

彼女は2009年から、年間で100万ポンド(約156万円)ほど受給している年金のうち、たったの2400ポンド(約40万円)で生活できるように管理しています。浪費をひどく嫌うため、チャリティーで安く購入するなどしながら、可能な限りあらゆるものを長く使用するように努力しているとのこと。例えば、彼女が料理をほとんどしないということもありますが、食器用洗剤についてはまるまる1年でボトル1本分しか使用しません。ベジタリアンなので、スーパーで安売りしていた賞味期限を過ぎた野菜を大鍋でシチューにするだけの質素な食事で済むからです。この食事は月に1度作れば、まるまる1カ月もつんだとか。

彼女は賞味期限の切れた食材を口にすることは全く気にしないといい、「匂いを嗅ぎ、見た目を確認してみて、臭かったりぐちょぐちょに腐っていたりしなければOKです」と語っています。実際、キッチンそばの食品貯蔵庫に並んでいる、1年前に購入したマヨネーズについても「絶対大丈夫」と断言しています。

また、イローナさんはネットでニュースが見られるプレイヤーしか持っておらず、家にはテレビがありません。30年以上前に購入したヘアドライヤーを今でも使い、歯磨き粉も年間で1本だけ消費しています。そんな彼女は日常生活において、「1度に1つのライト」というポリシーを厳しく守っているんだとか。例えば夜にトイレに行く際には電気を付けずたいまつの光を使い、洗濯機は明らかに汚れていたり臭かったりした服のみ1週間に1度だけ回す、さらに冬場でも1日に1時間〜2時間だけしか暖房のスイッチを入れないなど、徹底して電気代を節約するルールを自らに課しているのだそう。

こう聴くと、欲しいものも我慢した辛い生活を送っているようですが、新しい家電やお菓子、コンサートなどにお金を使う時ももちろんあります。しかし、ブランド物の洋服を買ったりクレジットカードで浪費したりすることは決してありません。

彼女は、「豪華できらびやかに自分を着飾ることには興味がありません。それはあるがままの自分自身への不安を意味すると思うのです。多くの人は、必要なものと欲しいものの違いを区別していないように感じます。私は自分のライフスタイルを誇りに感じています」と語ります。

最近では日本でも「ミニマリスト」という、無駄を削ぎ落し生活をシンプルにする人が増えています。イローナさんが実践しているのは、ただの節約ではなく、装飾品で自らを飾らずありのままの自分を愛し、モノを大事にしていくライフスタイルなのでしょう。

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