マランツが小型コンポ「M-CR611」 ハイレゾ対応、ネットワーク機能やフルデジタルアンプ搭載

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(OVO オーヴォより)

 マランツは豊富な機能を備え、本格的な高音質設計を行ったネットワークCDレシーバー「M-CR611」を、8月上旬に発売する。ヨーロッパでも高い評価を得た前モデルM-CR610の後継となり、Bluetooth、ネットワークでのDSD再生などで機能をさらに充実、新デバイスによる4chフルデジタルアンプや上位モデルに採用のコンデンサーなどのパーツ類で音質を強化している。価格は、70,000円。

 CDやFM/AM、ネットワーク、USB、Bluetoothなどさまざまなソースがこれ1台で楽しめるが、これら個別についても、ネットワーク機能ではDSD2.8MHz、FLACやWAVなどの192kHz/24bit音源再生への対応やAirPlay、インターネットラジオをはじめ、MP3やWMAのCD-RディスクがかかるCD部、FM補完放送のワイドFMにも対応したFM/AMチューナーなど、きめ細かく最新フィーチャーを取り入れている。

 BluetoothはNFCの簡単接続でスマートフォンなどとのワイヤレス再生が楽しめ、USB-A端子はiPhone/iPod/iPadのデジタル接続/再生のほか、ネットワーク機能と同じDSDなどのハイレゾ音源も再生できる。Wi-Fi機能ではワイヤレスでホームネットワークにつなげられ、本体を好きな場所に設置が可能。

 アンプ部は、新開発のフルバランス・デジタルパワーアンプを搭載。4Ωスピーカーも接続できるようになったのは、駆動力のアップを示している。新しいPWMプロセッサーとドライバー部電源に導電性ポリマーコンデンサーを使い、ノイズレベルを大幅に低減。パワーアンプもカスタムコンデンサーとする一方、重要な出力部のローパスフィルター回路は専用設計のOFC線とマンガン亜鉛コアによるインダクターと高品位なフィルター回路で構成する贅沢な設計だ。

 オーディオ回路全体でも、左右対称レイアウト、左右の電源ラインの独立化、グラウンドラインの最適化による回路のインピーダンス化など、高音質化のための基本設計も怠りない。

 アンプ部は4chスピーカー出力が可能で、スピーカーの高域と低域を独立したアンプで駆動するバイアンプ接続(バイワイヤリング接続対応のスピーカーのみ)や2セットのスピーカーをそれぞれに調整した音量で同時に鳴らすマルチドライブ接続を可能としている。

 デザイン/機能面では、Wi-Fiでのネットワーク接続を簡単にするiPhoneやiPadの設定をコピーするWi-Fiシェアリングやボタンのワンタッチで接続設定が済むWPSで、ハードルの高かったネットワーク接続を容易にしており、もちろん機能的で操作性の高いコントロールアプリ、Hi-Fi Remoteも使える。

 左右エッジに丸みがついたマランツ共通デザインのフロントパネルの中央には、リストの前後を見ることができて分かりやすい3行表示の有機ELディスプレイを配置。その両サイドに縦に走るくぼみを照らすイルミネーションは標準のブルーのほか、グリーン、ホワイト、オレンジに切り替えられるなど、細かいところでもバージョンアップしている。

 なお、M-CR611と人気の海外小型スピーカーをセット化したシステムも発売予定。B&W CM1S2と組み合わせたPremium System(198,000円・税抜)、B&W 686S2によるStandard System(160,000円・税抜)、ダリZensor1によるBasic System(106,000円・税抜)が用意される。

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