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唐揚げの味付けに地域差アリ しょうゆ味派・塩味派の都道府県は

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唐揚げ

みんな大好き鶏の唐揚げは、お弁当のおかずから居酒屋のおつまみ、さらにはコンビニフードとしてまで、あらゆるところで定番のグルメです。そして味付けといえば、しょうゆや塩がおなじみですよね

今回at home VOXでは、そんな唐揚げの味付けについてアンケートを実施! 唐揚げの味付けに地域差はあるのかを調べてみました!

まずは味付けの好みを調査。今回は、しょうゆ味と塩味の二種類について質問です。

Q.鶏の唐揚げの味付けは、どちらが好みですか?
【A】しょうゆ味 【B】塩味

味付け

【A】しょうゆ味の合計回答率は50.9%、【B】塩味の合計回答率は23.4%。全体の半数以上がしょうゆ味を好んでいます。それではこの結果を、都道府県別に見てみましょう。

■「A」「どちらかといえばA」と答えた人が多かった地域ランキング
A

■「B」「どちらかといえばB」と答えた人が多かった地域ランキング
B

半分以上の人が好むしょうゆ味は、特に東日本で支持を集めているようです。なかでもトップの福島と群馬では、7割以上にのぼるほど!

一方、塩味の唐揚げは熊本で人気唐揚げの聖地として有名な大分も塩味好き地域としてランクイン。以前at home VOXで紹介した「中津からあげ総本家もり山」も、塩味でしたね。主に九州・沖縄地方で票を伸ばしています。

アンケートによって、唐揚げの味付けにおいて地域傾向があることが分かりました。しかし、ホントのところはどうなのでしょうか? 日本唐揚協会会長・やすひさてっぺいさんに、このアンケート結果をぶつけたところ……。

やすひささん「東はしょうゆ、西は塩という傾向は実際にあります。事実、東日本ではなかなか塩味の唐揚げはありませんね」

アンケート結果とやすひささんの見解はぴたりと一致! ちなみに唐揚げの味付けについて、他に地域差はあるのでしょうか?

やすひささん「味付けで言えば、寒い地域では味が濃くなる傾向があります。新潟にはカレー粉で味を付けたものもありますね。味付けの他には各地で唐揚げの呼び名に違いがあったりします。例えば北海道の「ザンギ」、四国の「せんざんき」、長野の「山賊焼き」、新潟の「半羽揚げ」などがありますが、これらはすべて「唐揚げ」なんですよ」

北海道発祥のザンギは、さまざまな調味料を使って濃厚な味付けをした唐揚げ。愛媛の郷土料理でもあるせんざんきは、江戸時代にはキジを使って調理されていたとか。山賊焼きは「焼」き料理ではなく鳥もも肉を揚げたもので、半羽揚げは下味を付けずに薄いころもを付け、骨つきのまま揚げたもの。

どれも美味しそうな唐揚げです! 全国のご当地唐揚げを食べ比べるのも面白そうですね。

イラスト:タテノカズヒロ

<アンケート調査概要>
対象/対象/全国20〜59歳の男女1,457名(47都道府県各31名ずつ)
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2016年5月
※アンケート内容の転載にあたりましては、「at home VOX 調べ」もしくは「アットホームボックス調べ」という表記をお使いください。

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