夏の暑い日差しを和らげてくれる「緑のカーテン」。鮮やかな緑が見た目にも涼しいとあって、「すだれ」の代わりに栽培を始める人も増えています。植物の蒸散作用で周囲の気温を下げてくれるほか、新鮮な酸素を供給してくれるので、心地よい空間を作り出します。とってもエコな暑さ対策である緑のカーテンを、実際に育てている人はどのくらいいるのでしょうか? アンケートをとってみました。
Q.緑のカーテンを育てていますか?(全国の20〜50代の男女500人)
1割程度の人しか緑のカーテンを育てていませんでした……。まだまだ「植物を育てるのは面倒……」という方が多いようですね。
■緑のカーテンの定番野菜、それは「ゴーヤー」
今回のアンケートで緑のカーテンを育てている人は、「何を育てていますか?」の質問に半分以上の人が「ゴーヤー」と答えました。ゴーヤーは草勢が強く、乾燥にも強いとあって、「緑のカーテン」にぴったりの植物なので、この結果にも納得です。 もちろん、栽培したあとに、おいしくいただくことができるのもうれしいですよね。そこで、今回はゴーヤー料理に詳しい料理研究家の柳澤英子さんに、簡単レシピを紹介してもらいました! なんと、食材もソースもゴーヤーという料理、「ゴーヤーonゴーヤー」です!
「ゴーヤーonゴーヤー」
【 材料 】(2人分)
・ゴーヤー 1本
・オリーブ油 大1
・白だし 小2
【 作り方 】
1. ゴーヤーを厚さ2.5cmほどの輪切りにします。
2. 残ったゴーヤーの緑の部分をすりおろし、白だしと合わせます。
3. フライパンにオリーブ油を熱し、1.を並べたらフタをして中火で2~3分焼きます。
4.フタを開けて裏返したら、水を大さじ1加えてもう一度フタをして、中火で2~3分焼きます。
5.焦げ目がついたら裏返してさらに1~2分焼きます。器に盛り2.をかけたらできあがり。
ゴーヤーの種もワタも丸ごと食べられるこの料理は、さわやかな苦みとゴーヤーのみずみずしさが絶品です! 今年の夏は、暑さ対策だけでなく、おいしいゴーヤー料理を目的に「緑のカーテン」を始めてみてはいかがですか?
監修:柳澤英子
料理研究家。編著に『ひとりごはん』『ふたりごはん』(ともに西東社)『ゴーヤーバンザイ! ―ゴーヤーをもっとおいしく、味わいつくす本』(地球丸※料理監修)など。