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早生まれの人に聞いてみた! 早生まれって得?損?

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早生まれのイラスト

1月から3月は、「年」と「年度」の数字が異なる期間。現在は2018年ですが、2017年度でもあります。そして、年度で区切っている現在の学校制度では、1月1日から4月1日に生まれた人は、前の年の4月2日以降に生まれた人と同級生になります。

ちなみに、なぜ4月1日までかというと、民法では年齢が増えるタイミングを「誕生日前日の午後12時」と定めており、4月1日が誕生日の人は、3月31日の午後12時に1つ年を取ります。一方、学校教育法では、小学校・中学校に就学する時期を「満6歳に達した翌日以降における最初の4月1日から」と定めています。

つまり、4月1日生まれの人は、3月31日に満6歳になりその翌日に4月1日を迎えるので、早生まれ扱いになる、ということなのですね。

今回at home VOXでは、そんな「早生まれ」についてアンケートで調べてみました!

Q.早生まれでよかったと思いますか?(早生まれの人に質問)

早生まれのグラフ

全体では「はい」が62.5%と、早生まれをポジティブに捉えている人が多数派でした。なぜ早生まれでよかったのか、その理由を見てみましょう。

■早生まれでよかったと思う理由
・同級生よりも1歳若い(40代・男性)
・定年が遅い(50代・男性)
・浪人していてもごまかすことができる(20代・女性)
・若い気分でいられる(30代・女性)
・社会人になってからは同級生だけでなく1学年下の人とも仲良くなれる(40代・女性)

学年が同じでも年齢が1歳下であることのさまざまなメリットが並びました。しかし「早生まれでよかったか」の回答を年代別に見てみると、一部で違う傾向が出ています。

早生まれ

20代男性と30代男性は「いいえ」が多数派。若い男性は早生まれであることをネガティブに考えている人が多いようです。

彼らが早生まれでよかったとは思わない理由とは?

■早生まれでよかったとは思わない理由
・体力測定で負けることが多い(20代・男性)
・同じ学年でも体格差や体力差がある(20代・男性)
・成長が著しい子供時代には不利なことが多い(30代・男性)
・運転免許証を取得するのが遅くなる(30代・男性)

1歳の違いが大きい、子供時代の体格差・体力差を理由にする回答が多く挙がりました。身長や足の速さなどで及ばなかった思い出が、今なお悔しく感じる若い男性ならではの回答といえるでしょう。

とはいえ、次のアンケートを見てみると……。

Q.同学年の4~12月生まれの人に対して、自分より年上という意識はありますか?(早生まれの人に質問)

年上意識

ほとんどの人が、4〜12月生まれの人に対して「自分より年上という意識はない」と回答しました。年齢は1歳若くても、実際には同学年として一緒に過ごすためか、同い年感覚のようですね。

体格差・体力差が大きい子供時代において、スポーツの世界では早生まれは大きなハンデを背負っているといわれています。プロ野球やJリーグなどプロスポーツ選手の生まれた月を調べてみると、4・5・6月生まれが多く、1・2・3月生まれが少ないんだとか。

でも、野球では元・巨人の桑田真澄さん、巨人の阿部慎之助選手などは3月生まれ。サッカー日本代表で活躍した、中田英寿さんや遠藤保仁選手は1月生まれと、早生まれでも大成している選手は数多くいます。彼らも子供時代は、4・5・6月生まれとの体格差・体力差に悩まされたのでしょうか?

イラスト:タテノカズヒロ

<アンケート調査概要>
対象/全国20〜59歳の男女516名
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2017年12月
※アンケート内容の転載にあたりましては、「アットホーム調べ」という表記をお使いください。

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