汚れやすい割に、手入れがおろそかになりがちな、靴。特に革靴は長く履き続けるために、日頃のメンテナンスがとても大切です。自分で磨いたり、街の靴磨き屋さんにお願いするなどして、定期的にお手入れしている人もいますよね。雨の多い梅雨時期はさらに汚れやすくなるので、こまめなケアが必要といえます。
at home VOXではそんな「靴磨き」についてアンケート！
Q.定期的に靴を磨いていますか？
靴を定期的に磨いている人は、男女ともに3割程度にとどまりました。ちなみに年代別で見ると「はい」の回答率がもっとも高かったのは、男女ともに50代。男性は45.3%、女性は42.2%でした。低かったのは20代男性27.7％と30代女性21.9％で、ちょっと手を抜いてしまっているのか、あるいは革靴をあまり持っていないのかも？
では、靴磨きをすると答えた人は、どういった手段で磨いているのでしょうか？
Q.「靴を磨いていますか？」で「はい」と答えた方へお聞きします。どちらの方法で磨くことが多いですか？
【A】自分で磨く 【B】靴磨き店に頼む
ほぼ全員が「【A】自分で磨く」と回答。やっぱりお気に入りの靴は、自分でお手入れすれば愛着もひとしおですよね。靴磨きは身だしなみの一環であるとともに、「無心になれる」「靴ごとに異なったケアを考えるのが楽しい」と、中には趣味として行っている人もいるとか……。
そんな靴磨きの世界をちょっと覗いてみましょう。靴用品の老舗メーカー・株式会社コロンブスさんに、革靴の磨き方を聞きました！ まずは、3分でできる毎日の簡単なケア方法をご紹介。靴磨きをしたことがないという人は、まずここから始めてみましょう！
■初心者でも簡単なデイリーケア
1.ブラッシングをしてホコリを落とす
2.消臭スプレーをかける
3.翌日は別の靴を履く（1日以上休ませる）
4.しばらく履かない場合はシューキーパーを入れて型崩れを防ぐ
1日の汚れをサッと落として、靴を休ませるのが重要です。そのうえで、次に紹介する革靴をきれいに甦らせるスペシャルケアを定期的（半月〜1ヶ月に1回くらい）に行えば、靴のコンディションは万全に！ このケアを行えば、見違えるようにきれいになるのです。
■靴を長持ちさせる定期的なスペシャルケア
1.ブラッシングをしてホコリを落とす
2.布にクリーナーを少量とって優しくこすり、汚れや古い靴クリームを落とす
布に少量のクリーナーをつける
靴の汚れや古い靴クリームをやさしく拭き取る
3.布に靴クリームを少量とり、薄く塗り伸ばす
この時使う靴クリームは、自分の革靴に合った色を使いましょう。近い色がない場合や、複数の色を用いた靴の場合は、無色の靴クリームがおすすめです。
4.靴クリームを5分ほど馴染ませ、きれいな布で磨く
基本、これで革靴のケアはOK。汚れやくもりがきれいに消えて、ピカピカになります！
実はこの手順は、スキンケアによく似ています。「1.ブラッシングをしてホコリを落とす」「2.布にクリーナーを少量とって優しくこすり、汚れや古い靴クリームを落とす」は、肌の汚れや古い角層を落とす洗顔的な役割。そして、「3.布に靴クリームを少量とり、薄く塗り伸ばす」「4.クリームを5分ほど馴染ませ、きれいな布で磨く」は、汚れや傷みから守るための保湿効果を与えます。
これに加えて、ツヤ出しワックスを使ってつま先に光沢を与えれば、さらに格段UP。スキンケアの後にお化粧をするイメージです。革は生き物。スキンケアと一緒と考えれば、たまには磨いてみようかなという気になりませんか？
イラスト：タテノカズヒロ
＜アンケート調査概要＞
対象／全国20〜59歳の男女516名
調査方法／インターネットリサーチ
調査時期／2017年4月
※アンケート内容の転載にあたりましては、「at home VOX 調べ」もしくは「アットホームボックス調べ」という表記をお使いください。
