(Jタウンネットより)

大阪発のラーメンレストラン「どうとんぼり神座」。
行列の絶えない道頓堀店を中心に関西圏で絶大な人気を誇り、現在では東京、神奈川にも進出したこの人気ラーメンチェーンが快挙を達成した。
同店がサイドメニューとして展開している「からあげ」が、日本唐揚協会が主催する「第7回からあげグランプリ」において、中日本しょうゆだれ部門の金賞に輝いたのだ。並みいる専門店を押しのけて、ラーメン店の受賞は初めてのこと。2016年2月に大きさを1.5倍にするなどリニューアルした効果が早速結果になって表れた。
この栄えある金賞受賞を記念した新メニューが登場するということで試食会に潜入した。
正しいサイドメニュー「からあげ」を堪能


まずは金賞受賞作である「からあげ」(5個税込300円)を試食。今回の受賞は、素材を厳しく吟味し丁寧に調理されている工程と、専門店のからあげとは異なる個性が評価されての受賞とのことだが、果たして…。
まず一口かじりつくと、衣のカリっとした食感。この衣、ただサクサクとしてカラッと揚げているわけではなく、カリっとした食感は残しつつ、衣と鶏肉が別々に離れ離れになっている感じがなく、鶏肉と面した側のしっとり食感も両方楽しめるタイプのからあげであった。
神座秘伝の味付けが施されているそうだが、ニンニクや生姜が主張しすぎるからあげではなく、どちらかというと鶏肉のジューシーなうま味をそのまま味わうタイプに近い。なのに、物足りなさは感じない絶妙な味付けになっている。ラーメン店のサイドメニューとして正しい在り方というか、どうとんぼり神座が誇る野菜たっぷりの優しいスープのラーメンの世界を決して邪魔しない、それでいてからあげ単品としてもちゃんと成り立っている理想的なサイドメニューであった。ぜひラーメンと一緒に味わってほしい。

一方、2016年5月16日から登場する新メニューは「金のカラアゲ丼」(税込390円)。「からあげグランプリ」で金賞を受賞したジューシーなからあげに特製の甘辛ダレをかけ、ネギ、ノリをバランスよく合わせた丼メニューだ。
4個載ったからあげにたっぷりかかった甘辛ダレはパンチが効いており、からあげ単品で食べた時とはまったく別物のよう。その甘辛さをトッピングの温泉卵と絡めることでマイルドな味わいもたっぷり楽しめる。ネギとノリも程よくきいており、食べごたえのある一品に。

今回、「おいしいラーメン」(730円)に「からあげ」と「金のカラアゲ丼」を試食し、からあげが全9個になり飽きるかなーと思ったが全くの別物であり、からあげのW攻撃も滋味深いラーメンスープと共に完食も軽くOKであった。ラーメンとの相性の良さを感じながら、金賞の味を味わってみてはいかがだろうか。