（Ｊタウンネットより）
鹿児島県垂水市に、「たるたる」というご当地キャラクターが誕生した。感情が高まると身体が伸びるのが特徴だが、この「たるたる」に対して「あのゆるキャラと似ている気が……」という声がネットを中心にあがっている。果たして、その真相は――この疑惑に、Jタウンネット編集部が迫った。
たるたるの首が「のび〜る」
「たるたる」ってどんなキャラ？
「垂水に、ハマってます。」をキャッチコピーに活動する「たるたる」は、460作品の応募の中から市民による人気投票で選ばれ、2014年11月に誕生したイメージキャラクター。樽にはまった水色の妖精という設定で、基本的には頭だけを出して活動するという。樽の側面にある丸窓から手を出して、握手をしたり、故郷（垂水市）の特産品を配ったりするそうだ。上記の身体が伸びるという特徴を生かし、市は「日本一背が高いご当地キャラ」として売り込むという。
4月10日に行われたお披露目セレモニーの様子
また、特産品を生産・加工できる「6次産業化ポケット」を持っている。ポケットに魚や野菜などの原材料を入れると、加工品になって出てくるというものだ。6次産業とは、農業などの第1次産業を食品加工や流通販売へも展開することで、垂水市も力を入れている分野だという。
「あのゆるキャラに似ている」疑惑を追及
伸び方はソックリ？
ところで、「身体が伸びるゆるキャラ」ってほかにもいたような……。そうだ、茨城県非公認のゆるキャラ「ねば〜る君」だ。ねば〜る君は「嬉しいと伸びる」、たるたるは「感情が高まると伸びる」と、その設定も似ているように思われる。
どうしても気になるので、思い切って垂水市の広報担当者にたずねてみた。
すると、
「ねば〜る君は、全く意識していない」
とのこと。
むしろ、身体が伸びる着想は「もののけ姫」に登場する「ディダラボッチ」から得たものだという。物語では、周囲の触れるもの全ての生命を吸い取り、森を枯らしていった「ディダラボッチ」。こんなにかわいらしい「たるたる」なのに、これはこれで意外かも。
かわいらしいキャラクターで、子供たちにも大人気
早くも子どもたちからは人気の「たるたる」に、地元の期待は熱い。
