
先日のアンケート「日本を二分する住まい観 キレイな新興住宅地・昔ながらの下町 住むならどっち?」に引き続き、日本人の住まい観を明らかにするアンケート企画。今回のテーマは「老後の住まい」です!
年をとって体が不自由になってくると、管理の行き届いたマンションが住みやすいですよね。もしくは、戸建てで一人悠々自適な時間を過ごす、という選択肢もあるでしょう。はたして、どちらを選ぶ人が多いのでしょうか?
Q.老後に住むならどちらがいいですか?
【A】管理の行き届いた便利なマンション 【B】一人で自由に暮らせる一戸建て

全体では、「【B】一人で自由に暮らせる一戸建て」が合計42.2%でやや優勢という結果になりました。しかし「【A】管理の行き届いた便利なマンション」も合計35.2%と、その差はわずか。このアンケート結果も前回と同様、拮抗しているといえるでしょう。
この結果を都道府県別に見て、それぞれの地域でどちらの意見の方が多かったのかを表した地図がこちらです。

「【B】一人で自由に暮らせる一戸建て」が優勢の地域が多いですね。【A】と【B】が同じ割合だった地域は、福島と愛知の2エリアでした。
続いては、【A】か【B】のどちらかに回答が大きく偏っている地域を見てみましょう。まずは【A】管理の行き届いた便利なマンションの支持派が多い地域です。グラフの緑のバーと数字が【A】と【B】の回答率の差で、これで順位を出しています。
「【A】管理の行き届いた便利なマンション」の志向が強い地域ランキング
上位に大阪、京都、奈良、兵庫と、近畿地方から多くランクインしています。近畿エリアでは老後はマンションが好まれるようですね。
「【B】一人で自由に暮らせる一戸建て」の志向が強い地域ランキング
「【A】管理の行き届いた便利なマンション」志向が強かった近畿ですが、三重は「【B】一人で自由に暮らせる一戸建て」が圧倒的多数という結果に。そのほかは、青森や山形など東北地方も目立ちます。
ちなみに岩手、宮城、秋田も【B】の支持率が高くなっていました。
老後の住まいは近畿がマンション志向、東北は戸建て志向と、地域によって少し傾向が見られました! 他にも、現在の住居形態や年代なども影響するかもしれませんね。まだ先のことかもしれませんが、あなたはどちらがいいですか?
イラスト:タテノカズヒロ
<アンケート調査概要>
対象/対象/全国20〜59歳の男女1,457名(47都道府県各31名ずつ)
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2016年5月
※アンケート内容の転載にあたりましては、「at home VOX 調べ」もしくは「アットホームボックス調べ」という表記をお使いください。