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会社にあったらうれしい制度は? 管理職になりたいか否かで思いに差も

会社にあったらうれしい制度は? 管理職になりたいか否かで思いに差も

 あなたは会社にどんな制度があったらうれしい? キャリアインデックス(東京)は、関東在住の515人を対象に「会社にあったらうれしい制度・イベント」についてのアンケート(複数回答可)を行った。それによると、1位が「ノー残業デー」で43.1%。2位「昼寝制度」(32.8%)、3位「プレミアムフライデー」(30.5%)と、上位3位にはワークライフバランスを意識した制度がランクイン。オンとオフのメリハリをつけて集中的に仕事に取り組みたい思いがうかがえる。ことし2月に国のかけ声とともに始まった「プレミアムフライデー」は、イマイチ浸透具合が感じられないとの声もちまたでよく聞くが、働き手からの導入希望はそれなりにあるようだ。 今回の調査では、「管理職になりたい人」と「管理職になりたくない人」に分けての質問も行った。管理職になりたい人(118人)、管理職になりたくない人(332人)、どちらのグループでも、会社にあったらうれしい制度の上位3位は「ノー残業デー」、「昼寝制度」、「プレミアムフライデー」で全体と一緒だった。 ただ、4位以下の様相には差が出た。「管理職になりたくない人」のグループでは、4位の「社内バーカウンター/オフィスキッチン」が13.9%のほか、6位の「社員旅行」(8.4%)、7位の(自席を持たない)「フリーアドレス」・「納会(飲み会/ゲーム/カラオケなど)」(ともに7.2%)など社内行事や交流のための制度が10%を切っている。 これと比較したとき、「管理職になりたい人」のグループでは、4位「フリーアドレス」(22.9%)、5位「社員旅行」(22.0%)、7位「納会(飲み会/ゲーム/カラオケなど)」(16.1%)と、社内行事や交流のための制度の得票率が高い傾向にあった。管理職を目指す上で、組織へのコミットに加え、社内のコミュニケーションを円滑にすることや社員の特性を知ることが大切だと考えられていることの表れかもしれない。

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管理職になりたい?なりたくない? 女性の9割は・・・

管理職になりたい?なりたくない? 女性の9割は・・・

 ILO(国際労働機関)の発表によると、日本の女性管理職比率は11.1%(108カ国中96位)と非常に低い。政府が2020年までの目標として掲げているのは、その割合を約3割まで引き上げること。でも、当事者である女性たちはどのように思っているだろうか? キャリアインデックス(東京)が男女450人を対象にアンケート調査を実施したところ、なんと女性の約9割が「管理職になりたくない」と回答したことが分かった。その割合は40代で最も多く94.9%。次いで50代の89.7%。最も少ない20代でも83.1%は「なりたくない」と答えていることから、数字目標を掲げると当時に、女性管理職がより働きやすい環境を整備する必要も大いにあるといえそうだ。 「管理職になりたいか?」という同じ質問を男性陣にしたところ、全体の40.3%が「管理職になりたい」とし、最も多い30代では51.3%にも上った。一方、実際の管理職世代といえる40・50代では、40代の63.1%、50代の76.5%は「なりたくない」と回答。管理職のつらさや大変さを知っている世代からは敬遠される傾向にあるようだ。もっとも、男性陣でも約6割は「なりたくない」としていることから、男性・女性に限らず、管理職が窮屈にならずに働ける社会を、日本全体で作っていく必要があるのではないだろうか? そのあたりを含めて、率直な意見交換ができる会社・社会であれば、管理職になりたい!と思う人材が増えるように思うのは、素人の考えだろうか?

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