テレビ、新聞などの従来型メディアと、ソーシャルメディアなどネット上のメディア双方について、利用時間や目的、信頼度等を総務省情報通信政策研究所が調査した「平成26年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」が公表された。

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テレビ、新聞などの従来型メディアと、ソーシャルメディアなどネット上のメディア双方について、利用時間や目的、信頼度等を総務省情報通信政策研究所が調査した「平成26年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」が公表された。
ソーシャルメディアをどう使うかは、企業広報の肝だ。アイディア次第では、黙っていても消費者側が“大広報”してくれる。その好例が、フランスで行われたサッカーの試合で、フォルクスワーゲンがスタジアムに出した広告だ。フランス代表が、ホームでブラジルと対戦した親善試合。フィガロやユーロスポーツなどのメディアによると、スタジアムに張り出されていた広告は”WOLKSWAGEN SOUTIENT LES BLEUS”. フォルクスワーゲンはフランス代表を応援する!だった。 あれ?スルリと読んでしまったが、ちょっとおかしい。フォルクスワーゲンは、“W”olkswagenではなくて、“V”olkswagenではなかったか?もちろん、この試合を見ていた観衆も視聴者も、激しく反応した。試合前半、ツイッター上は“指摘”の嵐。「この広告は研修生が書いたのか?」「恥ずかしい、会社名が綴れないなんて」などなど。 だがもちろん、フォルクスワーゲンは知っている。前半が終了したところで、大量の指摘にツイッター上で“回答”した会社側。「VolkswagenはVW。正しく書くのはそんなに難しくない」。 一杯食わされたのは消費者側。他人の間違いを指摘したくなる心理をうまく使って、“大量の広報”を可能にした事例。試合自体は1−3でブラジルの勝利だったが、ツイッター上には、「今夜の本当の勝利者はフォルクスワーゲンだ」というつぶやきも。 Le Figarohttp://sport24.lefigaro.fr/le-scan-sport/buzz/2015/03/27/27002-20150327ARTFIG00218-le-genial-coup-de-pub-de-volkswagen-qui-a-piege-les-telespectateurs.phpEuro sport.comhttp://lebuzz.eurosport.fr/football/france-bresil-comment-volkswagen-a-piege-les-internautes-avec-son-coup-de-comm-14313/
宣伝会議が6月に刊行した小西利行著「伝わっているか?」が、9月末時点ですでに第3刷3万部となっている。大手書店でも話題本として取り上げられ、その注目度がうかがえる。