「カルチャー・風習」

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砂漠にそびえる 白亜の街並み/アシガバート(トルクメニスタン)

砂漠にそびえる 白亜の街並み/アシガバート(トルクメニスタン)

中央アジアのトルクメニスタンという国をご存知だろうか。独特の体制を敷き、絶対権力者である大統領の写真が国中にあふれる様子に、なじめない人も多いかもしれない。しかし、世界屈指の天然ガス埋蔵量を誇り、そこから巨万の富を得るこの国の人々の暮らしぶりはそんなに悪いものではない。なにしろ彼らが暮らすのは、絢爛豪華な白亜の街なのだ。

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超高床式住宅 流行のワケ/ブリスベン(オーストラリア)

超高床式住宅 流行のワケ/ブリスベン(オーストラリア)

なっ、なんなんだ、これは!「家というのは地上にあるもの」という固定概念を見事にひっくり返してくれる「超高床式住宅」とでも呼べる物件が、オーストラリア・クイーンズランド州の州都ブリスベンにはたくさんある。オーナーが「木の上の秘密基地みたいな家に住みたい」という子どものころからの夢を叶えたわけでも、宮崎アニメの名作『天空の城ラピュタ』の大ファンであるわけでもない。

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小林希さん「旅先が故郷となった日」

小林希さん「旅先が故郷となった日」

旅先が「帰る場所」になった時、そこには30年ぶりに息吹を吹き返した古民家があった。古民家の庭先にはミントやセージなどのハーブが青青しく生え、瑠璃色の朝顔が風に揺らぎ、縁側に飛び乗った茶トラ猫が悠々と居眠りをはじめる。自然に生える向日葵がもうすぐ満開を迎えそうだ。

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変わりゆく マヤの伝統的な生活風景/ケツァルテナンゴ(グアテマラ)

変わりゆく マヤの伝統的な生活風景/ケツァルテナンゴ(グアテマラ)

日本人にはコーヒーの産地としておなじみの中米グアテマラ。首都グアテマラシティに次ぐ第二の都市ケツァルテナンゴは標高2300m。スペイン語学校と語学留学で滞在する外国人相手の店が多いおしゃれな町だ。近郊には温泉が湧き、周囲は山に囲まれ、山間には村がある。マヤの末裔である先住民の人々は、ウィピルという民族衣装を着ている。ウィピルは腰機で織った布を縫い合わせた貫頭衣だ。村ごとに特徴的な模様が織りこまれたウィピルは、コミュニティーのユニフォームであった。

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