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第2回「リビング・オブ・ザ・イヤー」、大賞は福岡の「くぬぎ苑」/高経協

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大賞を受賞した「くぬぎ苑」のプレゼンテーションの様子。104歳になる入居者が自ら掃除をしている

大賞を受賞した「くぬぎ苑」のプレゼンテーションの様子。104歳になる入居者が自ら掃除をしている

授賞式の様子

授賞式の様子

締めの挨拶をする森川悦明氏

締めの挨拶をする森川悦明氏

高齢者住宅連絡協議会(高経協)は15日、「リビング・オブ・ザ・イヤー2015」のファイナリストによるプレゼンテーションと最終選考を日経ホール(東京都千代田区)で開催した。

「リビング・オブ・ザ・イヤー」とは、介護付有料老人ホームや、住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅など国内の高齢者住宅の中から、高齢者が安全に尊厳ある暮らしができ、生活空間、各種サービスが最も優れた高齢者住宅を選び、その運営手法を表彰するイベント。昨年に第1回を開催し、今年は2回目。昨年の大賞は、(株)誠心が運営する住宅型有料老人ホーム「アクラスタウン」(福岡県太宰府市)が受賞した。

15年3月31日までに開業したすべてのジャンルに渡る高齢者住宅で応募住宅を募集。当日、最終選考に残った7つの住宅のプレゼンテーションが行なわれた。

本年度の7つのファイナリストは、介護付有料老人ホーム「アシステッドナーシング&リビング鶴の苑」(東京都)、住宅型有料老人ホーム「シニアスタイル尼崎」(兵庫県)など。それぞれが10分ずつのプレゼンテーションを行ない、会場内の選考委員による投票で「くぬぎ苑」(福岡県飯塚市)が大賞に選ばれた。

同施設は、社会福祉法人櫟会が運営する、地域に密着型特別養護老人ホーム。家庭と変わらぬ暮らしの継続の提案を目指す。暮らしの情報シート「24Sheet」を作り、入居者の生活リズムを把握するなど、根拠に基づいたきめ細やかなサポートを行ない、グループ分けをして個別ケアをする「ユニットケア」と、入居者と地域の人々をつなぐ「どんぐりカフェ」などが特徴。
受賞した同スタッフは、「3年前から理念を職員全員で作り上げてからケアの内容が変わり、進むべき方向が見えてきた。最初からこういうケアができていたわけではない。これからも謙虚な気持ちで入居者の暮らしをサポートしていきたい」とコメントした。

締めの挨拶に立った同協会会長でオリックス・リビング(株)代表取締役の森川悦明氏は、「2回目を迎え、資料の作成のレベルもプレゼン力も上がり、今年は充実したイベントとなった。類型や規模や経験にもとらわれずに、内在する情熱をいかに、レベルの高いサービスにつなげていくか。これから日本の将来を支える産業として成長させていくためにも来年以降もこのイベントを成功させたい」と述べた。

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