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「住宅の部分断熱リフォーム」、高齢者の血圧上昇を抑制/ベターリビング調査

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(一財)ベターリビングは、住宅の部分断熱リフォームが高齢者の健康に好影響を与えるという調査結果をまとめた。2011年度に設立した「健康長寿住宅エビデンス取得委員会」が、実際に高齢者が住んでいる住宅約40戸を対象に実証実験を行なってきたもの。

住まいの断熱改修工事前後で、居住者の血圧などを調査したところ、断熱改修後は改修前に比べて日中(8〜21時)の収縮期血圧、平均血圧の値が低下することが判明。断熱改修後の温熱環境改善度の高低によって2群に分けたところ、改善度が高い群において起床後の血圧上昇が抑えられたことも明らかになった。

ベターリビングでは「大規模でコストのかかる家全体の断熱リフォームではなく、リビングやダイニングだけなど、日常生活で利用頻度の高い部屋だけを改修する小規模な断熱改修で検証したことで、需要の高い部分断熱リフォームの効果を科学的に証明できた」とコメントしている。

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