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将来のワークプレイスレポート、「健康」がビルのトレンドに/CBRE調査

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シービーアールイー(株)(CBRE)はこのほど、不動産開発・運営を手掛ける中国の大手企業Genesisと共同で、仕事とワークプレイスに関するレポート「2030年を展望:将来の仕事とワークプレイス」を発表した。

同レポートは、ワークプレイスのトレンドがどのようにビジネスに影響をもたらし、従来の仕事のやり方を進化させていくかなどについて、アジア、ヨーロッパ、北米220人の専門家、ビジネスリーダー、若者を対象に調査を行なったもの。

不動産分野は、新しい事業者の出現により市場に変革が起きる可能性があるとし、これまで活用されていなかった遊休スペースを収益可能なスペースとして、テナントやまち中の多くのビルオーナーが、再活用できるようになると予想。
また、ビルオーナーは、テナント賃貸に加えて、サービスと経験の創出を支援してくれるプロバイダーとの協力関係を構築することが必要になるとし、賃貸のキャッシュフローではなく、サービスのキャッシュフローによってビルの価値が決まるようになると示唆した。

さらに、将来のワークプレイスはオフィスワーカーの健康や、より良い生き方をサポートする必要があるという意見が多く出されたことから、ビルにおける「健康」という新しい分野が、今後10年で急成長を遂げると予測。ビルオーナーや不動産業界もこれを受け入れる必要があるとした。

不動産業界は、今後は単に場所の提供だけでなく、その場所での経験や、コミュニティの構築をサポートする役割へとシフトし、テナントや新たなプレイヤーとウィンウィンの関係を構築していくことが不可欠であるとしている。

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