(OVO オーヴォより)

もうバレンタインの話は食傷気味、というあなた。これは売れ筋チョコの話ではなく男性側の意見だから、一応読んでおいたほうがいい。日本ハンバーグ協会(東京)が、現在交際相手がいる男性に、本命の彼女や将来を考えている女性と過ごす理想のバレンタインを聞いたところ、「自宅でのんびり」(73.1%)、「自宅で手作りの食事」(49.5%)といった、“家で手料理”派が多く、レストランディナーは3番手(40.9%)だったことがわかった。そこで男子たちが愛情を感じる恋人の手料理を聞いたところ、男性が喜ぶ定番料理と言われる肉じゃがやカレー、唐揚げを抜いて、「ハンバーグ」(40.0%)が1位となった。ハンバーグバレンタインを経験済みの男子たちは「ハート型のハンバーグを作ってくれた」「料理が下手な彼女が作ってくれて美味しかった」「煮込みハンバーグを作ってくれた。自分はネギ系が苦手なので玉ねぎをすってわからないように入れていたことへの気配りに将来を考えた」など、手間をかけて作ってくれることへの思いがうかがえた。
でも、“いつもの”ハンバーグじゃ何となく、という人のために、日本ハンバーグ協会が「恋に効く!?ハンバーグレシピ」を考案してくれた。愛情を感じてもらうために、満足感や高揚感を与え、恋愛中に分泌されやすいといわれる脳内物質で、チーズやチョコレート、赤ワインなどに多いフェニルエチルアミンを多く含む食材を使用したレシピだ。今年のバレンタインは幸運にも週末。まだ“練習”する余裕もあるよ。いざ!
材料(2人前)
<ハンバーグ>
玉ねぎ 140g
バター(または、サラダ油) 大さじ1/2
麩 8g
牛乳 25cc
合挽肉 280g
塩 小さじ1/4
*鶏卵 1/2個
*砂糖 小さじ1/4
*こしょう 少々
*ガーリックパウダー 1振
*ナツメグ 1振
*ケチャップ 大さじ1/2
とろけるスライスチーズ 1枚
小麦粉 小さじ2
赤ワイン 大さじ1
<ソース>
デミグラスソース 100cc
チョコレート(甘さ控えめなもの) 5g
砂糖 小さじ1
マッシュルーム 2個
調理手順
<ハンバーグ>
1. 玉ねぎをみじん切りにし、生用90g、ソテー用50gに分けておく。生用は、厚手のペーパータオルに包み、しっかりと汁気を絞る。ソテー用は、耐熱ボウルに入れラップをかけて電子レンジで1分加熱。その後、フライパンにバターまたはサラダ油を入れ、弱めの中火で10分ほど炒める。粗熱を取り、冷蔵庫で冷やしておく。
2. 麩をおろし器で擦りおろし、牛乳に浸し、ペースト状にしておく。
3. ボウルに合挽肉、塩のみを入れ、粘りが出るまで素早く練る。
4. 3の中に、生用玉ねぎ、冷やしたソテー用玉ねぎ、麩、*の材料を全て加え、均一になるように素早く混ぜ、冷蔵庫で30分寝かせる。
5. 4を2等分にし、丸くうすく広げる。
6. スライスチーズを2つ折りにし、さらに小さく丸める。
7. 5の中央にチーズをのせ、パテで包み込む。チーズが表面から透けて見えていたり、片側に片寄ったりしないよう気を付ける。
8. パテに小麦粉を薄くまぶす。フライパンにサラダ油少々をひき、強めの中火で30秒ほど熱してからパテを入れる。1分焼いたら弱めの中火にし、さらに2分焼き、こんがりと焼き色をつける。
9. フライ返しでひっくり返して、強めの中火にし、赤ワインを加える。蓋をして2分焼き、さらに水を50cc加えて弱火で8分蒸し焼きにする。
<ソース>
1. 焼いた後のフライパンの焦げカスなどを取り除き、油や肉汁はそのまま残します。そこへマッシュルームのスライスを加え炒める。
2. 市販のデミグラスソースとチョコレート、砂糖を加え、よく混ぜながら加熱する。濃度が濃い場合は、水で調整する。
<仕上げ>
1. 焼きあがったハンバーグを皿にのせ、デミグラスソースをかける。
2. 付合せは、フライドポテト、ケチャップスパゲッティー、ブロッコリー、ミニトマトです。