(OVO オーヴォより)
朝起きるとまず、パソコンの電源をオン。コーヒー飲みながらメールチェックして、通勤の地下鉄でFacebookとTwitter。オフィスに着いたら会社アドレスのメールチェック。会議にはタブレット。昼休みはクラウドリーダーでお気に入りの本の続きを読み、午後はパワポでプレゼン。夕方、学生時代の友達からラインで飲み会のお誘い。仕方ないから「調整さん」でみんなの都合を合わせてネットで店予約。久しぶりに集まったから、携帯で写真撮りまくってFacebookにアップ。帰りの地下鉄で、あっという間についたコメントにレス入れてようやく帰宅。寝る前の10分と決めてるポコポコやってたら、友達からスコア自慢のライン、で、ずるずるチャット。
そんなフツーの１日を過ごす日本人の、１週間のインターネット接続時間は平均なんと49時間。1日７時間だ。休暇で旅に出ても、いまやスマホ一つでほぼ全部のことが可能だから、便利なようで実は旅に出てるのかどうか不安になるほど「日常的」な空気がついてくる。そこで必要なのは、デジタルデトックス。これができるツアーがある。
一見普通の日帰り鎌倉旅行。妙本寺、祇園山、大町四ツ角などを現地ガイドとめぐる散策だ。ただし、スマホなどのデジタル機器は使用禁止。旅で見つけた魅力をデジカメではなく手書きの絵地図（布マップ）に記録し、SNSへの投稿ではなく手紙に書いてみるワークショップがある。「便利な生活と縁を切るためではなく、今の生活を豊かに過ごす一つの可能性を探るため」というのが企画者のメッセージ。
きれいなもの、面白いものを見るとすぐに携帯カメラを構えて、実は「自分の目」で見てないっていうこと、多くない？美容のために体のデトックスしたなら、頭のためにもデジタルデトックスしてみよう。知らなかった７時間が発見できるかも。
