BGMサービスのFaRao PROが明かす お店の魅力をアップさせる音楽のチカラ

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(OVO オーヴォより)

画像はイメージ

とても落ち着いた雰囲気で会話が盛り上がった……。なんだか今日は楽しくなってお酒の量もアップした……。そんな経験はないだろうか。それってもしかしたらBGMのせいかも。音楽がお店の雰囲気作りにひと役買っているとか、来店する客の消費行動に影響するというのはよく聞く話だが、それはホントなのだろうか。

インターネットを使ったBGMサービスFaRao PROが、BGMの効果とお店作りへの上手な生かし方を明らかにしている。FaRao PROが雑誌『料理通信』と共同でカフェなどの飲食店オーナー向けに開催されたイベント「FaRao PRO presents 音楽を活用した店づくり 体験&交流会」で行われたトークセッションでのこと。開催場所にもなった東京・中目黒にあるベーカリーレストラン『Meat&Bakery TAVERN』(タヴァーン)をはじめ、音質や音楽にこだわったBGMを軸に店舗展開を行ってきている株式会社コンセプションの森山裕之常務は、音楽がお店の雰囲気作りにとても大事で、また音楽をお店の運営に活用すれば集客にもつなげられると語る。

「『タヴァーン』のお店のコンセプトはアメリカンダイナーで、音楽はファンクジャズやニューオリンズジャズを中心に流しています。これがエキナカのカフェという業態の『タミルズ』では、ボサノヴァなどの柔らかめの曲がメインです。また居酒屋業態では、昭和歌謡曲を積極的に流すことで他店舗と差別化できたし、面白い音楽を流す店と話題になるという思わぬ効果もありました」

どのお店でも、そのお店にあった音楽を流すと雰囲気がぐっと締まるという。また、選曲などの条件は必要になるが、BGMがほかのお店とかぶらないというのがひとつの個性の打ち出しになるとも。

BGMを流すときは、そのハンドリングにもこだわりが必要のようで、例えば先のエキナカのカフェ『タミルズ』は、モーニング、ランチ、カフェ、ディナー、バータイムという5つの時間帯に分かれた営業形態があり、その切り替えのタイミングに合わせてBGMチャンネルも自動的に切り替わる仕組みを導入している。『タヴァーン』でも、ランチタイムは軽めのボサノヴァやソフトロック、ディナータイムはファンクジャズや50年代、60年代の古めのジャズを流すようにしているそうだ。また、店内の混み具合に応じて、ボリュームやチャンネルをこまめに変えているとのこと。お店の雰囲気と音楽がマッチするとスタッフのモチベーションが上がり、お店と客との間に一体感がでてくるのだそうだ。

BGMは、雰囲気作りだけでなく店の運営にも生かすことができる。たとえば「団体のお客様で店内がにぎやかになれば、アッパーな曲でボリュームもアップ。静かな時間帯は、ゆったりと落ち着いた曲を流して、会話の邪魔にならない程度にボリュームを下げるようにしています」といい、ボリュームを変えたり、アップテンポな曲を選ぶことで、アルコール類のオーダー数が増えるという。

また、BGMはスタッフの動きにも影響がある。お店がにぎわっているときはテキパキと動かなくてはいけないが、そこでスローな落ち着いた音楽が流れると、かえって疲れてしまうというのだ。そんなときには、アップテンポの音楽でスタッフが楽しく動けるようにしているそうだ。

BGMはお店の環境作りに欠かせない重要ツール。次からは、そんなことを気にしてBGMを聴いてみるのもちょっと楽しいかもしれない。

FaRao PRO Store
https://www.bgmstore.jp/jsp/index.jsp

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