「おわら風の盆」のポスターで見る、富山駅のICカード事情が切ない

（Ｊタウンネットより）

2014年9月1日から3日まで、富山市八尾町で「越中おわら風の盆」が開催される。300年の伝統を受け継ぐ、叙情豊かで気品高く、哀愁の中に優雅な趣をたたえる踊りは、全国的に人気が高い。

この時期、多数の観光客を迎える富山市には、さまざまなポスターが登場する。ツイッターでは、あるポスターが注目されている。

おわら風の盆で富山に来られる方にお知らせです。富山駅は自動改札ではありません。ご注意下さい pic.twitter.com/HCW84i2tgU
– ひとりだけのシステム管理者 (System_mgr) 2014, 8月 21

編み笠をかぶった女性の踊り手が駅の改札に立つ、というシュールな構図である。この改札に注目。富山駅はまだ自動改札ではないのだ。この写真はけっして古いものではない。現在の富山駅である。背景に見える電光掲示も最近の北陸本線のもの。

もちろん富山駅では、SuicaやICOCAなどのICカードも利用できない。出発駅で入場する際、「ICカードに十分な額をチャージしてあるから、現金の持ち合わせがあまりなくても大丈夫だろう」と思い込んでいると、駅に着いて自動改札がなくてあたふた――なんてことになりかねない。ICカードが利用可能なエリアを十分に確認の上、乗車する方がいいだろう。

北陸新幹線の開業が2015年3月14日に決まったが、改札の状況はどう変るのだろうか？

さて、「越中おわら風の盆」のポスターに関するツイートは、他にもある。