「人気寿司ネタランキング！ 通の締めはやっぱり…？」でわかった人気の寿司ネタ第1位は、マグロでもウニでもなく、サーモンでした。特に女性のサーモン人気が高く、20〜50代のすべての年代でサーモンがトップという結果に。
今回、再びat home VOXが人気の寿司ネタアンケートをとりました。それは「回転寿司」と、回転しない寿司屋すなわち「カウンター寿司」における、人気のネタの比較です。先日の記事「回転寿司のサイドメニュー 食べたいものと、ちょっとやりすぎなものは……？」でも取り上げたように、回転寿司はバラエティ豊かなメニューとお手頃価格が売り、カウンター寿司はちょっと高級感があり王道のネタを多く扱っているイメージがあります。
回転寿司とカウンター寿司、それぞれ食べたいネタを、今回はフリーアンサーで聞いてみました！ アンケート結果をご覧ください！
Q.回転寿司で食べたいメニューを3つまでお答えください。 （自由回答）
■男性の年代別回答結果
■女性の年代別回答結果
回転寿司で食べたいネタの結果では、20代男性、女性の全年代で1位と、今回もサーモン人気は健在でした。なお、ひとくちにサーモンといってもバラエティーに富んだ回答が集まり、ランキングではまとめています。サーモンの人気ぶりはこういう視点からもうかがえますね。
【アンケートに寄せられたサーモンのバリエーション】
・炙りサーモン
・トロサーモン
・チーズサーモン
・アボカドサーモン
・オニオンサーモン
一方、カウンター寿司で食べたいネタの結果をご覧ください。
Q.カウンター寿司で食べたいメニューを3つまでお答えください。 （自由回答）
■男性の年代別回答結果
■女性の年代別回答結果
回転寿司ではのきなみ上位にランクインしていたサーモンが、カウンター寿司では順位を下げました。トップ5からも姿を消す性別と年代もあります。
その代わりに順位を上げてきたのが、マグロにトロ、ウニ、イクラといった王道の高級ネタ。やはり皆さんカウンター寿司と回転寿司では食べたいネタが違うのですね。
そもそも回転寿司では大人気のサーモンが、カウンター寿司では取り扱っていないところも多いといいます。その理由は何なのでしょうか？
寿司は江戸時代から続く伝統的な日本料理ですが、サーモンが寿司ネタとして食べられるようになったのはここ最近。サーモン、つまり鮭は朝食のおかずなどで長年私たちが親しんでいる魚ですが、寿司ネタとしてのサーモンは養殖技術の発展により生でも食べられるようになったため普及しました。回転寿司では、「アトランティックサーモン」と、ニジマスを海水で養殖した「トラウトサーモン」という種類の魚が多く使われています。この2つは、養殖技術が進んでいるノルウェーをはじめとする北欧や、南米のチリから大量に輸入されているそうです。（参考：マルハニチロ「サーモンミュージアム サーモン寿司列伝」）
カウンター寿司でサーモンを取り扱っていないのは、そのお店が伝統を重視しているからかもしれませんね。
新しく多様なネタをリーズナブルに「楽しめる」回転寿司と、伝統的で高級なネタを「味わう」カウンター寿司。どちらも非常に魅力的な日本の寿司文化ですね！
イラスト：タテノカズヒロ
＜アンケート調査概要＞
対象／対象／全国20〜59歳の男女516名
調査方法／インターネットリサーチ
調査時期／2016年11月
※アンケート内容の転載にあたりましては、「at home VOX 調べ」もしくは「アットホームボックス調べ」という表記をお使いください。
