暮らしのコト

冷たい食事の代わりに酸っぱ辛い料理で夏バテを撃退!

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夏バテ対策の食べ物イラスト

梅雨の気配も去りつつあり、いよいよ夏本番。そこで心配なのが夏バテです。あまりの暑さにやられてしまう人は多いはず。at home VOXによる夏バテのアンケートでも、実に半分以上の人が「夏バテ経験あり」と答えています。

「Q.夏バテになったことがありますか?」で「はい」と答えた人の割合(性別・年代ごと)

夏バテ経験のグラフ

女性はどの年代も約70%の人が夏バテを経験しています。やはりみなさん、毎年暑さにはまいっているようです…。

暑い日はそうめんやアイス、ジュースなど、何かとひんやり系の食べ物に手が伸びがち。アンケートでも冷たい食べ物の支持率はダントツでした。

Q.暑い日に食べたくなるのはどれですか?

暑い日に食べたいものランキング

しかし、食事はエネルギーの源。冷たいものばかりでは、それこそ体がまいってしまうのでは…?

Q.暑い日に冷たいものを食べすぎて、体調を崩したことはありますか?

冷たいもので体調崩した経験のグラフ

男女ともに半分近い47.6%もの人が「はい」と答えています。しかし、分かっていてもつい暑さのあまり冷たいものが欲しくなる……。このジレンマを、どう解決すればいいのでしょうか?

注目すべきは、暑い日に食べたくなるものランキング2位の「酸っぱい食べ物」と3位の「辛い食べ物」。実はこの2種類を夏に食べることは、とても理に叶っているのです。

夏に酸っぱい食べ物が有効なのは、酸味の正体である酢酸やクエン酸などの有機酸が、エネルギー代謝を促進してくれるから。有機酸には摂取した栄養物の消化・吸収効率を高める働きがあるそうです。また、疲労の原因となる、筋肉内に溜まった乳酸を取り除いてくれるという利点も。
出典:ニッスイ「おいしさを科学する:酸味」

対して辛いものは、辛味スパイス中に含まれる刺激成分が体内の活動を高めます。例えば辛いカレーを食べると、辛味成分が消化器の粘膜を刺激して中枢神経の働きを高め、その結果、消化器へ送られる血液の量が増え、消化液の分泌を促します。同時に唾液の分泌も促進し、食欲を増大させるのです。さらに、発汗によって皮膚の表面温度が低くなることで、爽快感も得られます!
出典:ニッスイ「おいしさを科学する:辛味」

酸味と辛味を同時に味わえる「酸っぱ辛い」料理と言えば……。

・酢の酸味とラー油の辛味がたまらない「酸辣湯」
・南インドで日常的に飲まれているスープ「ラッサム」
・タイ料理の代名詞「トムヤムクン」

など、アジア料理に多く見られます。やはり暑い地域の多いアジア、伝統的に「酸っぱ辛い」料理が多いですね!

ちょっと夏バテ気味かな? と疲れを感じたら、酸っぱ辛い料理でエネルギーを補給しましょう!

イラスト:タテノカズヒロ

<アンケート調査概要>
対象/全国20〜59歳の男女500名
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2015年6月
※アンケート内容の転載にあたりましては、「at home VOX 調べ」もしくは「アットホームボックス調べ」という表記をお使いください。

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