「夏バテ」

記事一覧

火を使わず暑い夏でも食べやすい 豆と豆乳のスープで夏バテを防ごう!

火を使わず暑い夏でも食べやすい 豆と豆乳のスープで夏バテを防ごう!

 7月に入ったばかりというのに、すでに “夏本番”のような暑さがやってきそうだ。そうなると、食事を作るのも食べるのもおっくうになってしまう・・・。そこで、栄養豊富な豆を使い、火を使わないで作れる簡単なスープを作ろう! 手軽に使える加熱済みの豆にも水煮豆や蒸し豆、味付き豆といろいろある。調理法が違うだけでなく、缶詰やパック、1種類だけのものもあれば「ミックスビーンズ」や「サラダ豆」としていくつかの種類が入っているものなど、バラエティーに富んでいる。豆の種類としては定番の大豆の他、ひよこ豆・赤いんげん・青えんどう・黒大豆が中心のよう。今回は食べやすく味付けなしの水煮ミックスビーンズを使用する。 作り方は以下の通り。●材料・水煮ミックスビーンズ・タマネギ・ジャガイモ・豆乳・牛乳・塩・コショウ1. ジャガイモを小さなさいの目状に切り、水にさらす。2. 水から上げ、耐熱ボールに入れレンジにかける。3. タマネギ、豆を入れ、さらにレンジにかける。 4. ジャガイモと豆が柔らかくなったら、ヘラやスプーンなどで丁寧につぶす。 5. 豆乳と牛乳を1:1の割合で入れてよく混ぜる。6. 塩・コショウで味を調え、冷蔵庫で冷やす。7. よく冷えたら器によそい、出来上がり。シンプルな味付けに、豆乳と牛乳を合わせるので豆乳独特のにおいも薄れて飲みやすくなる。これ一杯でも意外とおなかが膨れ、冷たく優しい味わいのスープは暑さで食欲のない時の味方。ついつい今日のお昼はそうめんだけ・・・になりがちな季節、タンパク質のほかビタミン、ミネラルも含む豆で栄養を補いつつ、この夏を乗り切ろう!

ニュース
夏はどうしても多くなる簡単料理・・・なんだけど 自発的脱水には注意が必要!

夏はどうしても多くなる簡単料理・・・なんだけど 自発的脱水には注意が必要!

 夏のお昼においしい、そうめんや冷やむぎ。でも栄養バランスに気を付けないと、屋内の熱中症はあなどれない。夏に体調を崩す人は多く、熱中症経験者のうち4割は屋内で発症している。 「夏の体調管理」についての調査(オレンジページ)で、国内の1117人に人気の昼食メニューを聞いたところ、「そうめん・冷やむぎ」(71.4%)が圧倒的に多く、2位も同じく麺類で「そば」(29.5%)。夏の生活でついやってしまうのは、「なるべく火を使わずに調理する」「冷たい飲み物やお酒を飲む機会が増える」(46.1%)のほか、「そうめんなど同じようなメニューが続いてしまう」(44.8%)、「簡単なもの、時短で作れるものをお昼に選ぶ」(42.0%)など、どうしても暑さから逃げられる方向に走りがち。 一方で67.1%の人が「夏バテをするほう」と回答。熱中症になったことがある人も、全体の26.3%。そのうち43.2%は「建物の中」で発症している。「家で普通に過ごしているだけで、頭痛、吐きけ、倦怠感」(30代・フルタイム)、「自宅で掃除していて、汗をかかなくなったな、と思ったらめまい」(50代・専業主婦)など、寄せられた自由回答の多くが屋内での熱中症だ。 『ホントはコワイ夏バテ51の対策』(日東書院本社)の著者で、医学博士の福田千晶氏は「そうめんに罪があるわけではなく、野菜やたんぱく質を同時にとっているかがバテずに夏を乗り切るカギ。5大栄養素をバランスよくとることが大切」とし、簡単なめん類メニューにも、野菜や肉、魚などを意識して付け合せることをすすめている。また、「発汗によって失われるのは水分だけでなく、電解質も同時になくなっていく。水だけを飲み続けても、体液の塩分濃度を一定に保とうとする体の働きによって水分が尿として排出され、いくら補給しても本当に必要な水分量が回復できない<自発的脱水>が起きてしまう。有効な対策は糖質と電解質を含む水分の補給」とアドバイスしている。

ニュース
マックスコーヒーで「コーヒーフロート」を作ると甘さが暴力と化してヤバいことが判明

マックスコーヒーで「コーヒーフロート」を作ると甘さが暴力と化してヤバいことが判明

アイスコーヒーの上にアイスクリームがのった喫茶店の定番メニュー「コーヒーフロート」。今回は激甘ドリンクとして知られる「マックスコーヒー」の上にバニラアイスを浮かべて「コーヒーフロート」を作ってみた。

街のコト
夏バテに何食べる? アジア各国の調査

夏バテに何食べる? アジア各国の調査

 日本も猛暑だけど、暑い国は他にもある。ってことは、夏バテ対策もあるはずで、アジアを対象に「夏バテに効く」「食べ物」の視点から、アウンコンサルティング(東京)が検索数を基に調査したところ、日本では土用の丑の日周辺の7月に、お決まりの「うなぎ」、「うな重」、「蒲焼」の検索数が急増していた。 中華圏では、仙草や、ゴーヤ、茄子や、ヘチマなどの野菜が、夏バテに効く食べ物といわれている。なかでも、煎じて飲むと夏バテに効果があるといわれているシソ科の植物「仙草」は、台湾での検索数が特に多く、「ゴーヤ」は香港での検索数が圧倒的に多かった。 1年を通して暑さが続く高温多湿な東南アジアでは、フルーツ。中でも、フルーツの女王と呼ばれ滋養強壮が強いマンゴスチンは、タイ・シンガポールなどで検索数が多かった。長い夏、異国の夏バテ対策も取り入れると、バリエーションが豊かになって楽しいかも。

“栄養ドリンク”VS“エナジードリンク”  夏の疲れに注目すべきは成分だ!

“栄養ドリンク”VS“エナジードリンク”  夏の疲れに注目すべきは成分だ!

 今年は5月から暑い日が続いている。身体が暑さに慣れていないのに気温がいきなり「夏日」「真夏日」では、夏本番以上に疲れを感じたとしても不思議ではない。何だか疲れたなぁ〜と思ったそんな時、“栄養ドリンク”や“エナジードリンク”に手が伸びるという人も多いのでは。でも、ちょっと待った! 同じように見える“栄養ドリンク”と“エナジードリンク”、その違いをあなたはご存じだろうか。 トレンド総研(東京)が消費者500人に行った「栄養ドリンクとエナジードリンクに関する意識・実態調査」によると、2つの違いが分かると答えた人は19%。さらにその違いをきちんと説明できた人はわずか2%しかいなかった。実は、両者には明確な違いがある。「医薬品」、「医薬部外品」に分類され、「医薬品医療機器等法」により規定される“栄養ドリンク”に対して、“エナジードリンク”は「清涼飲料水」である。 では、栄養ドリンクとエナジードリンクはどのように飲まれているのだろうか。過去に飲んだことがある「飲用経験率」は、栄養ドリンクが83%で、エナジードリンクが45%、現在飲んでいるという人は、それぞれ46%、22%だった。世代別、性別で分析すると、昔から販売されている栄養ドリンクは幅広い世代で男女を問わず飲まれていたが、エナジードリンクは飲用経験率、現在の飲用率ともに20代が高く、若い世代に受け入れられていることがわかった。 栄養ドリンクを飲みたいシーンとして最も多かったのは「疲れている時」(74%)、次いで「栄養成分を補給したい時」(71%)、「体調が悪い時」(67%)。一方、エナジードリンクを飲みたいシーンとして挙げられたのは、「リフレッシュしたい時」(52%)、「気分転換したい時」(51%)、「テンションをあげたい時」(47%)と、明らかに違っている。ならば、どういうイメージを持って飲んでいるのかも聞いてみると、栄養ドリンクは「効く・効果がある」(74%)、「栄養がある」(71%)、エナジードリンクは「爽快感・清涼感がある」(53%)、「おいしい」(42%)、「目が覚める」(42%)といった回答が寄せられた。栄養ドリンクとエナジードリンクの違いをきちんと説明できた人はわずか2%しかいなかったにもかかわらず、消費者は両者の違いをしっかり捉えて飲んでいるようだ。 専門家に聞く、栄養ドリンクとエナジードリンクの飲み分け方法 ここで専門家にも聞いてみよう。医薬品情報や健康食品に精通する日本経済大学の赤瀬 朋秀氏は、栄養ドリンクとエナジードリンクの違いをこう説明する。「両者の違いは明確です。医薬部外品である栄養ドリンクには、成分および含量がしっかりと明記されています。また、“肉体疲労時の栄養補給”、“滋養強壮”といった効能を提示することができます。一方で、エナジードリンクは効能をうたえません。   また、栄養ドリンクとエナジードリンクでは、配合できる成分が異なります。タウリンやフルスルチアミン塩酸塩、朝鮮人参などの生薬成分は、栄養ドリンクのみが配合できる成分です。一方で、カフェインやアルギニンなどのアミノ酸は、エナジードリンクにも配合することができます。商品を手に取る時に、こうした成分を見てみるのも良いでしょう。 しかし、いずれにしても、疲れを感じた時や体調のすぐれない時など、緊急回避的に利用するのは良いでしょうが、これらを飲んでいれば、不摂生をしても大丈夫ということではありません。カロリーや糖質の量が多いものもありますし、カフェインなどは心拍数をあげ、心臓に負担をかけてしまうこともあります。それぞれの性質を正しく理解し、自身の年齢や体調に合わせて使用することを心掛けてもらえればと思います」 気温が高くなるこれからの季節に向けての、オススメの利用法についても専門的な視点から語ってもらおう。 「これからの季節に気になる “夏バテ”を予防する食材の代表格が、いわゆるスタミナ食材に多く含まれるビタミンB1。エネルギー代謝に関係し、疲労回復に効果的です。しかし、水溶性ビタミンであるビタミンB1は、1度に大量摂取しても、吸収されなかった分は体外に排出されてしまいます。そこで注目したいのが、ビタミンB1を腸管から吸収しやすくしたフルスルチアミンです。フルスルチアミンは、一部の栄養ドリンクに含まれ、ビタミンB1が筋肉や神経組織などに到達しやすい形にしたもので、夏の疲れにも効果を発揮します。 そのほか、医薬品にも含まれるタウリンやローヤルゼリー、各種アミノ酸などの成分も、夏の疲れを意識する際に注目すべき成分だといえます。 ちなみに、こうした成分で比較すると、エナジードリンクよりも栄養ドリンクに軍配が上がりますし、ビタミンB1の含有量も栄養ドリンクの方が多い傾向にあります。夏の疲れを感じた時には、栄養ドリンクを利用してみてはいかがでしょうか。 一方で、エナジードリンクについては、爽快感や清涼感を求めている人が多いようです。それぞれの役割を理解して、用量を守って正しく利用することが大切です」 結果的に、多くの消費者がおおまかに捉えている栄養ドリンクとエナジードリンクの違いは、専門家がオススメの利用法とほぼ同じだった。だが、専門家のコメントにはしっかりとした理由がある。成分をきちんと理解して利用することが、早めに訪れそうな“夏の疲れ”に立ち向かうキーポイントのようだ。