街のコト

無料バスで楽しむ! 東京「アンテナショップ」巡りの旅【前編】

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(Jタウンネットより)

東京都内には地方のアンテナショップが40店舗近く存在する。その半分以上は有楽町・銀座〜新橋エリアに立地しているが、東京駅の南側にも12店舗が分布している。徒歩で周れないことはないが、全店制覇となるとなかなか大変だ。

完全無料のバスが東京のど真ん中を走っている

「地下鉄または都バスを使うしかないか…」と考える人もいるだろうが、八重洲〜日本橋界隈のアンテナショップ巡りに最適なバスが運行している。しかも料金は無料だ。

メトロリンク日本橋」は、路線沿いの企業が費用を分担し合って、直接の運行は日の丸自動車興業が担当している。

 メトロリンク日本橋のバス(写真は編集部撮影)
メトロリンク日本橋のバス(写真は編集部撮影)

単にアンテナショップを巡るだけでなく、日本橋三越やCOREDO日本橋・室町、高島屋東京本店といった商業施設に行くのにも使える。

メトロリンク日本橋のバス停(地図は編集部作成)
メトロリンク日本橋のバス停(地図は編集部作成)

コースは上図の通り。東京駅八重洲口を出発したバスは、永代通りを経由して中央通りに入る。日本の道路の起点である日本橋を渡り、三越やCOREDO室町の前を走る。
日本銀行の前をぐるっと回ったら再び中央通りに戻る。高島屋東京店の前を通ったら、八重洲通り〜昭和通りを経由して都営地下鉄室町駅へ。鍛冶通りを西に進んで東京メトロ京橋駅の前を通過し、八重洲口に戻る。

バス停は全部で13カ所。雨をしのぐ屋根などは設置されていないのが難点だが、だいたい10分間隔で運行されている。

2015年4月の日曜、Jタウンネット編集部はメトロリンク日本橋に初乗車し、アンテナショップ12店舗制覇にチャレンジした。

出発はバス停「東京駅八重洲口」から

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バス停近くの壁面には乗り場を示すプレートなどが貼ってある。
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無料バスの存在を知る人はそんなにいないだろうと甘く見ていたが、年配者を中心に行列ができているのにビックリ! 普段から日本橋で買い物をしている人が、メトロリンクの存在に気づき利用していると想像する。

「こりゃ立つのは必至だな」と思いつつバスを待っていると5分くらいでやってきた。ぞろぞろと人が降りる。予想に反して座ることができた。

バス乗り場付近のカラーコーンは間違えるな

普通、路線バスの停留所には乗車位置を示す案内板が設置されている。
ところがメトロシンクの場合は案内板の代わりに赤いカラーコーンが置かれている。いろいろあってこのスタイルになったのだろうが、日本橋界隈は再開発の工事が盛んで、「工事用の」カラーコーンがあちこちで見かける。ところによってはメトロリンク用と工事用のカラーコーンが同じ場所に混在しており、同じ色なので近寄らないと判別できない。利用の際は要注意だ。

歩道と車道の境目に置かれている案内板代わりのカラーコン。
歩道と車道の境目に置かれている案内板代わりのカラーコーン。

日本橋のショップは高級志向

最初に向かったのは「地下鉄三越前駅」。このバス停の近くにアンテナショップは4店ある。

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「奈良まほろば館」
「奈良まほろば館」
ブリッジにいがた
ブリッジにいがた
にほんばし島根館
にほんばし島根館
三重テラス
三重テラス。実はバス停「日本橋室町一丁目」「三井美術記念館」の方が近い。

目の前は日本橋三越……超一等地だ。ブリッジにいがたはそれほど広くないが、他の3店舗は立派な店構えに感心する。
あたりを見渡すと、映画の世界から出てきたようなお嬢様風の女性が目につく。和服姿の人も多い。本物の富裕層が買い物を楽しむ街、そんな印象を受ける。

バス停「日本橋室町一丁目」で降りてもいい。左の建物が日本橋三越
バス停「日本橋室町一丁目」で降りてもいい。左の建物が日本橋三越

有楽町の交通会館に入居しているアンテナショップはどこも庶民的な雰囲気がするけれど、日本橋出店のアンテナショップは島根を除いて高級感がある。
それでも三重テラスには「忍ジャーエール」という風変わりなサイダーが置いてあった。アンテナショップはやっぱりこうでなくてはいけない(参照:これがNINJA! 伊賀のご当地「忍ジャーエール」は味も販路も忍んでない)。

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無料バスで楽しむ! 東京『アンテナショップ』巡りの旅【後編】へ続く」

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