(Jタウンネットより)
京都は1000年の都だけに、さまざまな伝説がある。「ぶぶ漬け」伝説もそのひとつ。客が長居すると、「何にもおへんのどすけど、ぶぶ漬けでも一杯いかがどすか?」と声をかけられるという。ぶぶ漬けとはお茶漬けのこと。これには、そろそろ帰ってという意味が込められていると言われている。
お客を送り出すときの常套句が「ぶぶ漬けでも」であり、それに返す言葉は「また今度」。このやりとりを何度か繰り返して、ようやく別れるのが、京都の決まりごと、一種、儀式である――実際にはそんなことは言わないらしいのだが、直接的にモノを言わない京都人の気質を表した話といえようか。
この「ぶぶ漬け」伝説を逆手に取った、お茶漬けの創作や試食のイベント「ぶぶ漬け王決定戦」が、2015年3月28日、京都市東山区の京つけもの西利祇園店で開催される。主催は、「出張人つなぎカフェ」。
帰るタイミングではなく、いきなり「ぶぶ漬け」の食材買い出しや漬物選びを行い、独自のメニューを創作して、真の「ぶぶ漬け王」の座を競うイベントである。試食会を通して、シニアと若者世代の交流を深めるとのこと。
参加申し込みなどについては、公式フェイスブックなどを参照のこと。