
住まいは、誰にとっても大切なもの。そして高価なものです。だから「住まい探し」は、人生を左右することもあります。そんな住まい探しをサポートする不動産店のスタッフの方々は、日々どのようにお客様と接し、またどんな人間ドラマを目撃しているのでしょうか。
at home VOXでは、アットホームの不動産情報ネットワークに加盟する不動産店の方々に、
Q.お客様に言われてうれしかったこと、感動したエピソードは?
というアンケートを実施しました。その中からいくつかピックアップしてご紹介します。
■これぞ「街のプロ」! 物件を案内しながら街もガイド
「『○○さんがいなかったら、初めての土地でよくわからないまま決めていた』と言われたのが、うれしかったです」
「この街のことは何でも知っているのですね(不動産以外のことも)」
「ご案内の際に、居住される物件の街のいろいろな情報や歴史をお話ししながらご案内をしています。ちょっとした街の観光ガイドを兼ねて、ご質問等にもお答えしています。また、遠方から来られて街のことを何もご存じない方に、物件のある街の周辺地図を作製したり、駅までのショートカットの道のりをお教えしたりして、大変喜ばれています」
地域密着の不動産店の方は、本当にその地域のことをよく知っています。初めての土地、知らないエリアで住まい探しをする時、その存在は本当に頼もしいですよね。
■自分自身への言葉は感激もひとしお
「あなたにまかせて良かった」
「あなただから、お部屋を借りた」
「部屋ではなく人間性をほめてもらった」
住まい探しでは、お客様とスタッフの相性も重要ですよね。お店はもちろんのこと、自分に直接いただけた感謝の言葉はとてもうれしいようです。
■住まい探しをきっかけに深いお付き合いへ
「引き渡し後にお家パーティに呼ばれること」
「数年後・数十年後に同じお客様からの再度の依頼があったとき」
「新人時代に、生まれたばかりのお子様のいらっしゃるご家族様を担当しました。いまでも毎年、年賀状をいただいております。ご自宅の前で撮影された、家族の集合写真の年賀状です。今年、そのお子様は大学に入学されました。お子様の年齢が、私の業界歴を客観視させてくださいます。お子様の成長とともに、ご提供した住宅との歴史を、毎年の年賀状で体感させていただき、同時にこの仕事の重みと、醍醐味を実感しております」
住まい探しはその人に深く関わることから、引っ越してもそれで終わりにはならないようですね。2回目の引っ越し、マイホームの購入、老後の住まい、その子どもや孫まで、担当したお客様と、本当に一生のお付き合いになることも多いようです。中には、こんなエピソードも。
「物件案内後の帰りの車中で『一生の友達になってください』と女性客から申し込まれた時」
ビックリしてしまう申し出ですが、それだけ親身になって接しているということですね! その他、日常生活から人生に関わるようなエピソードもたくさん寄せられました。
■住まい探しは人間ドラマの舞台
「本当の実話ですが、夜12時頃、夫婦喧嘩の仲裁に入ったこと。これは隣部屋の入居者様に『こんなことまでしてくれるの?』と感謝されました」
「当時30代清掃局に勤めながら定時性高校に通い大学進学をめざしていたAさん。仕事帰りに夜遅くまで一緒に物件を探しやっと見つけた新築住宅。ご入居後約2年たったあたりで吉報が、大学合格もして今度ご結婚する連絡を頂いた」
「子供が生まれない中年夫婦が、当店でお世話した一戸建てに入居したら、子供が生まれ、仕事も上向きになって、『本当に良いところをお世話頂きありがとう。』と言われたこと」
最後に、こんなほんわかエピソードも。
「カップルの物件案内の途中で、彼女が妊娠を告白!! 彼は、広い間取りに変更ww」
住まいを探す人たちそれぞれの人生が垣間見えて、とても興味深い結果でした。物件の数だけ、住む人の思いと不動産スタッフの熱意があるのですね!
<アンケート調査概要>
対象/全国のアットホーム加盟店1,016店
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2014年4月
※アンケート内容の転載にあたりましては、「at home VOX 調べ」という表記をお使いください。