「沖縄」

記事一覧

2018年「セブン沖縄初上陸」に沸く地元...今までは「一番近いのが海外の店舗」

2018年「セブン沖縄初上陸」に沸く地元…今までは「一番近いのが海外の店舗」

セブンイレブンが沖縄県への出店を予定していることを、琉球新報と沖縄タイムスらが報じた。早ければ2018年には上陸になるという。国内大手コンビニチェーンで唯一、沖縄上陸を果たしていない1社だっただけに、ツイッター上では歓迎の声が相次いだ。

街のコト
集落の「ゆんたくとぅくる」でありたい... 沖縄名物「共同売店」の100円そば&ジェラート

集落の「ゆんたくとぅくる」でありたい… 沖縄名物「共同売店」の100円そば&ジェラート

沖縄本島北部や離島に行くと、「〇〇共同売店」というお店を目にする。共同売店とは「集落の住民が共同で出資・運営する商店」のこと。今回は青の洞窟で有名な沖縄中部地方の恩納村真栄田地区にある「真栄田共同売店」をご紹介する。

街のコト
沖縄のコンビニでおにぎりを買うと「温めますか?」 文化誕生の謎を調べると...

沖縄のコンビニでおにぎりを買うと「温めますか?」 文化誕生の謎を調べると…

コンビニで温めるものと言えば弁当、総菜、おにぎりだ。おにぎりに対して違和感を持たなかったのは沖縄県在住で、持った人はそれ以外の地域の人だろう。日本の南端、沖縄県のコンビニでおにぎりを買うと、ほぼ必ず温めるかどうかを聞かれるのだ。沖縄出身者が県外で聞かれずに戸惑うことも、その逆に聞かれた観光客が驚くことはもはや沖縄あるあると化してきている。しかし、これはどういう風に根付いた風習なのだろうか?沖縄ファミリーマートの協力の元、その発祥についての謎に迫った。発祥の謎に迫った(Ronaldo Ferreiraさん撮影。flickrより)特有の気候や文化が背景に?2016年4月現在、全ての都道府県に店舗を持つコンビニチェーンはファミリーマートとローソンの2社のみだ。今回は、その2社の中でも沖縄県での展開が早かった沖縄ファミリーマートに尋ねた。広報課の担当者の方によると、おにぎりを温めるか聞き始めたのは「(ファミリーマートにおいては)最初にオープンした1987年当初からと思われます」と、ファミリーマートが沖縄で展開を開始した当初からのことだという。その背景には、沖縄県に根付いている、食事に対する価値観があった。「正確ではありませんが、おむすびを冷やして売る所はコンビニくらいであり、冷たいから温めた方がホカホカで美味しいと思ったお客さんが始まりではないかと考えられます。その客さんのニーズがあり、お店側でも『温めますか?』と確認するようになったのではないかと思われます」沖縄には、出来立てで温かいもの(アチコーコー)こそが美味しい、という考え方があり、冷やして売られるコンビニのおにぎりに対しても適用されたのではないか、とのことだ。また、「昔の話ですが、亜熱帯の沖縄は、冷蔵庫や冷凍食品の流通が発達してないため、何でも火を通したり、油で揚げたりする食文化が浸透していたのでは?というお話も聞いたことがあります」と、沖縄の気温の高さが食文化に与える影響についても言及していた。そうした「アチコーコー」を好むからか、フライドチキンなどのフライフードやおでん、中華まんの売り上げも、沖縄県は全国トップクラスなのだという。また、沖縄では「ポーク玉子おむすび」という特色あるおにぎりが昔から親しまれている。卵焼きと焼かれたスパムとをご飯で挟み、海苔を巻いた「お米版ハンバーガー」というか、一時期流行した「おにぎらず」の元祖ともいうような食べ物だ(余談だが、沖縄からの移住者が多いハワイにも「スパムむすび」という同様の料理がある。そちらはさらに衣をつけてフライすることもある)。沖縄ファミリーマートでは、この「ポーク玉子おむすび」や「チャーハンおむすび」、「チキンライスおむすび」など、具が多い、または油も入っているメニューは特に温めることが多いという。まとめると、高温多湿な沖縄県の気候では、保存食以外の食品は長時間保持できるものではなかった。そのため、安全性の確保も兼ね、「料理は出来立て(アチコーコー)を食べる」という食文化が生まれた。そして、その文化の中で生まれ育ったお客さんからの提案でおにぎりの温めが始まり、いつしか沖縄ファミリーマート全店に根付いていった、ということだ。「北にもある」という気になる追加情報が...こうして、おにぎりを温める文化の発祥を突き止めることが出来た、と思いきや、北海道出身の編集部員が気になる一言を放った。「北海道のコンビニでも同じような質問されますよ」これは引き続き調査が必要だろう......。

沖縄では泡盛をコーヒーで割る!? 意外な飲みやすさで相性抜群、ただし度数は...

沖縄では泡盛をコーヒーで割る!? 意外な飲みやすさで相性抜群、ただし度数は…

沖縄のファミマに売ってるヤバい飲み物。アルコール度数12%とか気軽に飲むもんじゃなかったけど開けてしまった pic.twitter.com/CvZ6URdLBi- そん (@sonakason) 2016年4月3日2016年4月3日ツイッターユーザーが投稿した「泡盛コーヒー」の画像は1万回以上もリツイートされ、大きな話題になっている。泡盛にコーヒーとは意外な組み合わせだが、沖縄ファミリーマートでは限定商品として販売されているというのだ。そんな泡盛コーヒー、どのような味わいなのだろうか?記者が実際に購入してみた。お酒初心者にもお勧めできる味わい沖縄のファミリーマート限定で販売されている「泡盛コーヒー」は、ノンシュガーのブラックコーヒーに泡盛を追加したものだ。独特な風味を持つ泡盛とブラックコーヒーは実は相性抜群だったという。2014年の発売以降、定期的に話題にあがるが、沖縄限定という性質上、それ以外の地域で試すのは中々難しい。冒頭のツイートで紹介された品は入手できなかったため、沖縄の「久米仙酒造」が作った泡盛コーヒーを購入した。こちらの泡盛コーヒーは黒糖が加えられ、比較的甘めの仕上がりになっているという。泡盛と黒糖という沖縄食文化の代表選手がコーヒーとどのようなハーモニーを生み出すのだろうか?         栓をあけるとコーヒーの良い香りが漂ってくる。見た目は黒く、一見するとコーヒーそのものだが、泡盛の香りがかすかに混じっており、「泡盛コーヒー」なのだと改めて認識する。味は予想を良い意味で大きく裏切るものだった。コーヒーが泡盛の独特の香りを抑えているおかげか非常に飲みやすく、泡盛が苦手な人にもお勧めできる。また、黒糖によって少し甘めに仕上げられているため、ミルクを加えることでカルーアミルクに近い味わいになりそうだ。酒飲みのためのお酒、というイメージがある泡盛が、初心者向けとしても大いに活躍できるきっかけになるかもしれない。泡盛の独特の香りがコーヒーの香ばしさで抑えられつつも、泡盛の美味しい部分はきちんと残っているという見事なコラボレーションだった。この味を活かしてお酒入りのスイーツなんかも作れるのでは?と夢も広がった。ただ注意してほしいのは、ベースは泡盛のため、度数が12度と高めな点だ。飲みやすいからとぐいぐい飲んでしまうと想像以上に酔ってしまうぞ。

カドカワが目指す新しい教育の形...「N高等学校」校長に聞いた「ネットの高校が『地方』に注目する理由」

カドカワが目指す新しい教育の形…「N高等学校」校長に聞いた「ネットの高校が『地方』に注目する理由」

カドカワは2016年4月に、授業やレポート提出をウェブ上で行い、デジタルネイティブ世代へ向けた新しい教育の形をうたう「N高等学校」の開校を予定している。今回はN高等学校の校長に就任する奥平博一さんにインタビューを行った。

街のコト
鍵盤ハーモニカの呼び名は「ピアニカ」?「メロディオン」? 全国調査で圧勝したのは...

鍵盤ハーモニカの呼び名は「ピアニカ」?「メロディオン」? 全国調査で圧勝したのは…

管楽器のように息を吹き込みながら、鍵盤でメロディを奏でることができる「鍵盤ハーモニカ」、皆さんはいったい何と呼んでいたのだろう。「鍵盤ハーモニカ」の呼び方について、都道府県別にアンケート調査を行った。

街のコト
ファミマのココストア買収で、どうなるコンビニ業界勢力図

ファミマのココストア買収で、どうなるコンビニ業界勢力図

コンビニ業界3位のファミリーマートは2015年9月8日、中堅コンビニ「ココストア」を買収し、完全子会社化すると発表した。ココストアは全国27都府県に約650店舗を展開し、この中には九州・沖縄が地盤の「エブリワン」も含まれる。10月1日までに全株式を取得し、順次「ファミリーマート」にブランドを転換する。ココストアの店舗。写真はイメージです(Yuya Tamaiさん撮影、Flickrより)先月末で契約を解消したが、ココストアはイオングループのミニストップと提携していた。トップバリュ商品が店内に並び、「ミニストップと一緒になる」と思っていた利用客もいた。ファミマがココストア買収とは...マジかよ。てっきりイオンがTopvalu商品入れてるから、てっきりイオンが買収するかと予想してたのに、非常に残念や...(ノ_<。) <RT- AlphaWing737ケイン (@AlphaWing2014) 2015, 9月 9さらにファミリーマートはサークルKサンクスを傘下にもつユニーグループ・ホールディングスとの統合を協議している。ファミリーマートにサークルKサンクスとココストアが加われば、店舗数は1万8000を超え、業界首位のセブン-イレブンと並ぶ。売上高もローソンを抜いて2位になる。愛知と沖縄で圧倒的地域一番店にファミリーマートが手中にしようとしている2社はどちらも名古屋が拠点。愛知県内のサークルKサンクスの店舗数は1212、ココストアは55だ。ちなみにファミリーマートの店舗数は563で、セブン-イレブンは978、ローソンは583となっている。サークルKの牙城にセブン-イレブンが急速に割り込んでいる中、単純計算で1800店舗を擁するファミマ陣営は、愛知県内における圧倒的一番店の地位を手にすることになる。またココストアの県内シェアが高いのは茨城と沖縄だ。とくに沖縄はセブン-イレブン未出店で、3極の一角を形成している。店内調理の焼きたてパンやおにぎりは利用客から好評で、「ファミマになっても残してほしい」という声は少なくない。ココストア買収されちゃった!ココの焼きたてパンや数々の総菜おいしんだよね☆ファミマになっても残してくれ〜沖縄には必要たぁぁぁ☆ pic.twitter.com/R2pYRidkuT- naoki sato (@naokisato4) 2015, 9月 9もともと沖縄ではファミマがコンビニシェア1位を占めているものの、ローソンは地場スーパーのサンエーと業務提携し、地域限定商品の開発を進めている。沖縄は全国で数少ない人口増加地域であり、コンビニの売上高も伸びている。ライバルのローソン、セブン-イレブンが上陸する前に、ココストアと組んで基盤固めをしておくことで、愛知におけるサークルKの二の舞は避けたいのではないか。ファミマはセブンに追い付けるか?ファミリーマートは改装費用の捻出や競合店の調整、取引先の集約といった難問を1つひとつ解決していかなければならない。それでも買収と経営統合に踏み切るのは、これ以上もたもたしていると、上位2社に差をつけられるという危機感だ。全店平均日販は、ファミリーマートがセブン-イレブンの78%、サークルKサンクスが66%しかない。全国のコンビニ数は5万5000店舗を超え、新規店が既存店のパイを奪っている状態だ。駅ナカやオフィスビルを除けば好立地も限られつつあるし、光熱費や人件費の高騰でフランチャイジーの出店意欲も減退しつつある。こうした状況を鑑みれば、独力で店舗を拡大するよりも、買収・経営統合に踏み切るのは合理的な判断だ。店舗数が増えて商品調達のボリュームが大きくなれば、取引先に対する本部の発言力が増す。ユニーのノウハウが手に入ることで商品開発力もアップする。8月をメドに経営統合の基本合意書を締結する予定だったユニーとファミリーマート。基本合意書の締結を9月以降に先送りしているが、経営統合の方針は揺るがないだろう。さらなるコンビニ再編はあるだろうか――。