吉祥寺の「ハーモニカ横丁」は、JR中央本線沿線で人気の飲食店街。火ともし頃には、若者からオジサンまで、大勢の人が5本の入り組んだ路地へ吸い込まれていきます。しかし、およそ60m四方しかない区画に飲食店を中心に約100軒。どうやって営業しているのかが不思議なほど小さな店も少なくありません。物は試し、狭小店舗の一つ、人気のカレー店へ入って見ましょう。
「飲食店街」
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街のコト
鉄道と人の心を支える高架下(東京都/有楽町・高架下飲食店街)
ちょっと一杯のつもりで飲んだら、いつの間にやらハシゴ酒。でも駅はすぐそこ、もう一杯だけいっちゃうか……。高架下は、手軽に仕事モードをリセットしたい人々の安息の地です。ここは東京のど真ん中、有楽町。「新橋」駅から「東京」駅にかけて、新幹線やJR在来線が絶え間なく走る高架橋下に密集する飲食店街です。
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東京の今と昔が ギュッと詰まった路地(品川区・大井町/東小路)
「オニーサン、プロ?」「いやあ、プロっていうか何ていうか……」。日本語のたどたどしい女性から、お兄さんの上にプロかと聞かれ、つい調子に乗って普段より描き込んだのが上のスケッチ。JR「大井町」駅東口からすぐの「東小路」入口付近です。戦後すぐから小商いの店が立ち並び始め、最盛期の昭和40年代には約200もの飲食店が軒を連ねたという路地に、今も洋食、寿司、モツ焼きの店、スナックなど50軒以上がひしめきます。
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人生航路の錨をしばし路地裏に下ろす(横須賀市/若松マーケット)
在日米軍と海上自衛隊の基地がある横須賀で、すぐに思い浮かぶのは通称「ドブ板通り」でしょう。戦後間もなくから進駐軍向けの店が立ち並ぶ通りで、ミリタリーショップや「スカジャン」が店先に吊るされた衣料品店、「外人バー」などが醸し出すアメリカンな雰囲気は、今も健在です。
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