「飲み比べ」

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家飲み・宅飲みに合う紫芋焼酎はどれだ! 会社で宅飲みの雰囲気を出して比べてみたら・・・

家飲み・宅飲みに合う紫芋焼酎はどれだ! 会社で宅飲みの雰囲気を出して比べてみたら・・・

 お酒、お好きですよね? で、あなたは外飲み派?宅飲み派? もちろんお酒ならどこでだって飲むよ〜♪という人がほとんどだと思いますが、調べてみると自宅でよく飲む宅飲み派も意外に多いみたい。特にお金のない学生や若者、小さい子どもがいてなかなか出かけられないという主婦などは、宅飲みすることが多くなりがちのようです。 宅飲みといってもいろいろ。頑張った自分へのご褒美とばかりに独りでガンガン飲む人もいれば、友人たちと酒やつまみを持ち寄ってワイワイ楽しむ人、自慢の料理でもてなす人まで、さまざまな楽しみ方があります。お酒の種類では、ビール、日本酒、ワインという人が多いと思いますが、この秋、ちょっと目先を変えたい、趣向を凝らしたいという人にオススメなのが焼酎。それも紫芋(むらさきいも)を使った焼酎です。 というのも、紫芋の焼酎は一般的な焼酎に比べスッキリした喉ごしで、フルーティーな味わいが特長だからです。時間をかけてじっくり大量に消費しがちな宅飲み、にぎやかに明るくやりたい宅飲みにぴったりなのではないか、そう仮説を立てたOVO編集部では、会社で実験(もちろん就業後)するという暴挙に出たのです。     用意したのは、明石酒造の「明月まさり」、堤酒造の「黒麹むらさきいも」、そして宝酒造から10月18日に発売されたばかりの「一刻者 紫」の3種です。今回は、スッキリした喉ごしの紫芋焼酎に合わせ炭酸割りでいこうということで、水から簡単に炭酸水が作れるソーダストリームの「ソース v3」を用意しました。これがあれば宅飲みで炭酸水が無くなっても簡単に作れます。 最後の来客が帰った17時半、3種の紫芋焼酎とおつまみを用意した会議室には、酒の匂いをかぎつけた酒飲みども十数人が、ゾンビの群れのようにふらふらと姿を現しました。編集長が取材の趣旨を説明しても、大半は聞いていません。意識と視線はすでに焼酎と大量のおつまみに釘付けです。中には自分の好きな缶詰に手を伸ばし勝手に開け始める者も出る始末。44マグナムで脳幹を吹っ飛ばしてやろうかと思いましたが、深呼吸して心を落ち着かせます。そう、このワイワイがやがやの混沌こそが宅飲みの醍醐味だったよな・・・と思い出します。 今回、宅飲みの雰囲気をかもし出そうと編集部のNが工夫を凝らした(?)のがおつまみ。グルメ缶詰などと呼ばれる高級缶詰を中心になんと56種も買い集めてきたのです。「かき」「ムール貝」「ほたて」「あんきも」「かにみそ」「牛トリッパ」「イベリコ豚」・・・などはよかったのですが、珍しくもなんともないコンビーフやさんまの蒲焼き、逆に珍しすぎて誰も手を出さない「いなご」の缶詰まであって、さすがに魚座のB型が考えていることはよくわかりません。でも、明治屋の「おいしい缶詰」シリーズやK&Kの「缶つま」シリーズ、竹中缶詰の「天橋立」シリーズなどのグルメ缶詰は、食べてみておいしさにびっくり。こんなにうまいならお酒のアテではなく、ご飯のおかずとしてもいいねという発言が続出しました。 ちょ、ちょっと待って下さい。この日の本来の目的は紫芋焼酎の飲み比べです。編集長がグルメ缶詰に群がるゾンビたちを制して、「紫芋焼酎の感想をそれぞれ述べて下さ〜い!」と叫ぶと、彼らはハッと我に返った様子で口々に感想を述べ始めました。それをまとめると・・・。 フルーティーでスッキリした飲み口が特長の紫芋焼酎ですが、明石酒造の「明月まさり」は、今回の3つの中では最も芋の香りが感じられます。軽いのですが、焼酎らしい存在感があり、男っぽいという人もいました。炭酸割りよりお湯割りが似合うとか、嫌なことを忘れたいときの独り酒にいいかもという声も。 「黒麹むらさきいも」は、スッキリしていて軽く飲みやすく、一番くせがないという意見が大勢を占めました。「明月まさり」同様ムラサキマサリという芋を使用しています。焼酎の初心者に向いているのではという意見もありました。 「一刻者 紫」は、味わいがはっきりしているのに芋の臭みやしつこさがない。炭酸で割ると、より華やかな香りが感じられ、さっぱり辛口なので料理にもよく合いそうです。唯一、芋麹100%ということも関係しているのでしょうか。いろんな好みの人が集まる宅飲みに向いているという声もありました。 意外にも3種類の違いをしっかり感じ取っていたゾンビたち。感心したのもつかの間、それぞれ宅飲みの思い出を語り出し、「大学生のとき、父親の高い酒を友達と飲んでひどく怒られた」「宅飲みでべろんべろんになって彼女と別れる決定打になった」「好きな男の家で仲間と宅飲みしたあと、忘れ物をしたフリをして戻ったが二人きりになっても彼とは何も起こらずガッカリ」などとろくでもないエピソードのオンパレードです。発言した誰もが「べろんべろん」という言葉を発したのが印象的でした。 気がつけば午後11時。もう全員すっかりできあがって、ゾンビらしくフラフラとした足取りです。時間を気にせずゆっくり飲める宅飲みに紫芋焼酎はぴったりという仮説が見事に証明されたわけですが、くれぐれも「べろんべろん」にはご注意下さい。

「ウーロン茶」どれがおいしい?てきな研究 意外と違う苦みやコク

「ウーロン茶」どれがおいしい?てきな研究 意外と違う苦みやコク

 爆食いした日の帰り道。そんな時にはとりあえずコンビニでウーロン茶を購入。「脂肪さん燃えて〜!」と、心で叫びながら一気に飲み干せば、爆食いの罪悪感すらリセットできる。「ふぅ〜。これで大丈夫っ」なんていう光景は、“念のため飲んでおこう女子あるある”だ。 気がつくと最近は各社の独自開発でウーロン茶市場が賑やかに。「どれを飲めばいいの〜」という事態にもなっている。そこで今回、てきな研究所はウーロン茶試飲会を開催。さてさて、スーパーやコンビニで目に付くウーロン茶。どんな特徴があるか? 本題に入る前に、まずはウーロン茶の復習。ウーロン茶はご存知の通り、中国発祥のお茶。茶葉を発酵途中で加熱させて発酵を止めた茶だ。ちなみに、緑茶は積んだ茶葉をすぐ加熱させるから発酵はさせない。一方の紅茶は完全に発酵させたものだ。ウーロン茶は、日本では1970年代から痩身や美容に効果があると注目され、発売されている。 痩身や美容の効果というが、確かに、脂っぽいものを食べた後は緑茶ではなく、ウーロン茶が飲みたくなるから不思議。お腹の中の脂分が洗い落とされるような気がするのもウーロン茶効果というものだろう。 で、今回の試飲会に用意したのは、日本コカコーラ「つむぎ」、ポッカ「にっぽん烏龍」、伊藤園「黄金烏龍茶」、キリン「格別黄金鉄観」、サントリー「烏龍茶」の5種類。 味や香りの評価は、試飲会に参加した研究員の独断と偏見によるが、それでも基準がないといけないので、まずは『コクのあるしっかりとした味わいと、すっきりしたキレ味』とうたっているサントリー「烏龍茶」を飲んでみる。一口飲んだところで、研究員はみな意見が一致。「まさにこれが烏龍茶!」(酒が飲めない男 20代)とウーロン茶の王道的、正統派的なものを感じたのだ。「物心ついたときにはすでに飲んでいたからゴクゴク飲める」(チョコレート大好き女 20代)、「バランスがいい」(酒LOVE男 30代)、「フツーにうまい」(コーヒー好き男 50代)などの評価が続出した。研究員は、苦味、酸味、甘味、コク、キレ、香りの各点で、綿密かつ独断で評価し、グラフを作成した。グラフを見れば、一番バランスがとれている感じが分かるだろう。  次は、『国産茶葉100%。「まるみ」のある味わい』がうたい文句の日本コカコーラ「つむぎ」。今年新登場で、おいしいと大好評なだけに期待大だ。「香りと味が控えめのため、オールジャンルの料理に合いそう」、「麦茶に近い感じで飲み心地がサラっとしている」、「麦茶っぽい。クセがなく、ゴクゴク飲める」、「不思議な味、麦茶っぽい」など、どうやら麦茶に近いウーロン茶といったところ。一番苦みがなかったので、ウーロン茶が苦手な人にはおススメだ。 続いて『希少茶葉(黄金桂・鉄観音)のみ使用、脂肪の吸収を抑える』が訴求ポイントの伊藤園「黄金烏龍茶」。これは最近はやりの特保。「脂肪の吸収を抑える」のが魅力大だが、それだけに口の中に含んだ瞬間、渋さがギューっと口全体に広がる。「脂っこいものの後にすっきりして良さそう」、「見た目も味も緑茶に近い」、「緑茶っぽい」、「高級中国茶の味わい!」など、テイスト的にヘルシオ緑茶よりで脂肪に勝てそうな味がする。苦み5、キレ4.5という評価で、しっかり苦みがあるため、料理に合わせるが難しそうだ。まあ、「良薬口に苦し」という言葉もあるし、ここは脂肪の吸収を抑える効果に期待といったところだ。 POKKAからは『日本の茶畑から、烏龍茶。国産茶葉でつくったから、やさしい味わいになりました。』とうたっている「にっぽん烏龍」。「麦茶より少し苦みがあり、烏龍茶よりも苦みが弱い、中間的な味」、「ハト麦のようなすっきりした香り。ウーロンハイを作るならこれ」、「サントリー烏龍茶によく似ていて、すっきり」など、なかなか好評価。中には「土の風味がする」と誉めているのか、けなしているのか分からない指摘もあったが、「つむぎ」と同様、国産茶葉100%のウーロン茶はやさしい味わいが特徴のようだ。「つむぎ」よりは渋味のある大人ののど越しだ。 『黄金桂と鉄観音黄金比ブレンドで高貴な香りが広がる 「格別」な烏龍茶』のKIRIN「格別黄金鉄観」は価格も格別。375gで200円(税別)で、買うのにはほんの少しの勇気が必要かも。パッケージもフィルムで巻いてあり、高級な雰囲気だ。味はというと、「緑茶っぽいしジャスミン茶っぽい、中華によく合いそう」、「ジャスミン茶っぽくて、ホットでも美味しそう」、「お弁当のおともにしたいのはこれ。高いけど…」、 「味わい深く高級感あり。後から味わいがやってくる」 との評価で、香高く、これは印象的なおいしさだった。 ≪まとめ≫ 広い世の中、「日本には緑茶があるから、緑茶でいいじゃん」と思う人もいるかもしれないが、やはり脂っこい食事のお供にはウーロン茶だ。緑茶では力不足感が否めないし、紅茶では“お呼びでない?”と言われるのがおちだ。ちなみに、デザートに合うであろうウーロン茶はバランスがとれた「サントリー烏龍茶」。ウーロン茶にあうスイーツはやっぱりゴマ団子で決まりだ!