夏のお昼においしい、そうめんや冷やむぎ。でも栄養バランスに気を付けないと、屋内の熱中症はあなどれない。夏に体調を崩す人は多く、熱中症経験者のうち4割は屋内で発症している。 「夏の体調管理」についての調査(オレンジページ)で、国内の1117人に人気の昼食メニューを聞いたところ、「そうめん・冷やむぎ」(71.4%)が圧倒的に多く、2位も同じく麺類で「そば」(29.5%)。夏の生活でついやってしまうのは、「なるべく火を使わずに調理する」「冷たい飲み物やお酒を飲む機会が増える」(46.1%)のほか、「そうめんなど同じようなメニューが続いてしまう」(44.8%)、「簡単なもの、時短で作れるものをお昼に選ぶ」(42.0%)など、どうしても暑さから逃げられる方向に走りがち。 一方で67.1%の人が「夏バテをするほう」と回答。熱中症になったことがある人も、全体の26.3%。そのうち43.2%は「建物の中」で発症している。「家で普通に過ごしているだけで、頭痛、吐きけ、倦怠感」(30代・フルタイム)、「自宅で掃除していて、汗をかかなくなったな、と思ったらめまい」(50代・専業主婦)など、寄せられた自由回答の多くが屋内での熱中症だ。 『ホントはコワイ夏バテ51の対策』(日東書院本社)の著者で、医学博士の福田千晶氏は「そうめんに罪があるわけではなく、野菜やたんぱく質を同時にとっているかがバテずに夏を乗り切るカギ。5大栄養素をバランスよくとることが大切」とし、簡単なめん類メニューにも、野菜や肉、魚などを意識して付け合せることをすすめている。また、「発汗によって失われるのは水分だけでなく、電解質も同時になくなっていく。水だけを飲み続けても、体液の塩分濃度を一定に保とうとする体の働きによって水分が尿として排出され、いくら補給しても本当に必要な水分量が回復できない<自発的脱水>が起きてしまう。有効な対策は糖質と電解質を含む水分の補給」とアドバイスしている。
「熱中症」
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危険な暑さを実体験! 「日本一暑いまち」館林はやっぱりガチだった
7月も半ばに入り、暑さが本格化。それと同時に、全国各地の自治体が繰り広げる「日本一暑いまち」を巡る争いも過熱し始めたようだ。そんな中、群馬県館林市が2015年の全国最高気温「39.3度」を7月14日に叩きだしたという。
夏のめまい、たちくらみに要注意! 「塩分補給」を実践は1割のみ
毎年何度も聞いているかもしれないが、暑くなると熱中症に注意が必要だ。味の素が30〜50代の男女300人に夏場に感じたことがある症状を調査したところ、6割以上が「めまい・たちくらみ」「倦怠感」や「食欲不振」といった熱中症の症状に似た体の不調を感じたことがあることが判明した。そして、45.0%の人が熱中症には水分と一緒に塩分も補給することが適切だとの認識を持っていながら、実際に実践している人は13.3%にとどまっていることも分かった。 夏に飲む飲み物は、紅茶・コーヒーなどの「カフェイン入りのお茶」が1番多く50.3%。次いで麦茶などの「ノンカフェインのお茶」が46.0%、「炭酸水・ミネラルウォーター」は45.7%で、「スポーツ飲料」は45.3%だった。脱水症状がある時に適している食塩と砂糖(ナトリウムとブドウ糖)が入った「経口補水液」を日頃飲んでいる人はわずか4.7%だった。 熱中症は、これくらい大丈夫だろうと甘く考えていると症状が進む危険性がある。めまいやたちくらみなどを感じたら、涼しい場所でひと休みがオススメだ。
熱中症対策はこれで決まり!? 首ひんやりで猛暑を吹き飛ばそう
首回りは、寒い時にはマフラーなどをすると防寒の効果が大きいが、反対に暑い時に冷やせば熱中症の対策になる──首には太い血管があるため保護すると、厳しい気候を凌ぎやすくなるのだ。
バイタルデータを読み取るポロシャツ! IoTで心拍数や疲労度が分かる
炎天下でのアウトドア活動やスポーツでは、知らず知らずのうちに脱水症状や熱中症が進んでいる可能性があるから、十分注意が必要だ。でも、自分の体の状態を数値ではっきり見ることができれば、とても分かりやすい。FORTUNA Tokyoは、袖の裏に埋め込んだセンサーで着用者のバイタルデータを取得するIoT(Internet of Things)を活用したポロシャツを開発した。センサーで計測した心拍数や疲労度をスマホアプリに連携し、日々の体調を管理するほか、トレーニングの記録を残すことができる。日本製で、自宅での洗濯も可能だ。価格は16,200円(税込み)。 商品URL
巨大な氷の壁が新宿駅に登場! 「アサヒ すきっと レモン」の発売記念
暑い中での移動は、短距離でもすぐに喉が渇く。熱中症にならないためにも、この時期は常に水分を持ち歩いた方がいい。でも、新宿駅なら喉が渇いたと思った時に、飲み物が手に入るかもしれない。
行っている熱中症対策は? 「水分補給」は9割が実施
今週から来週にかけ、運動会を実施する学校も多いだろう。運動会では1日中外にいるから、競技を行う子どもたちも、見ている大人たちもしっかりと熱中症対策を取る必要がある。キリンビバレッジが全国の10〜60代の男女4,966人に日ごろの熱中症対策について聞いたところ、83.0%が熱中症対策の必要性を感じている一方で、41.7%は具体的な対策を取っていないことが判明した。対策を取らない理由としては、「暑い時間にあまり外出していないため」が35.6%で最も高く、「面倒くさいため」と「自分には特に必要ないと思うため」もそれぞれ2割以上いた。一部の人は熱中症を他人事と考えているようだ。 熱中症対策を行っている人に具体的な対策を質問したところ、よくしていることとして94.7%が「水分補給をこまめにしている」を挙げた。「部屋を涼しく保つ」は73.0%、「栄養をしっかり取る」は72.8%、「睡眠をしっかりとる」は66.8%で、熱中症対策で水分補給と同時に大事な塩分摂取を行っている人は半数のみだった。
これで熱中症をチェック! 危険性をひと目で表示するデジタル温湿度計
暖かさを喜んでいるのもつかの間。近頃は夏になると毎日チェックが欠かせないのが熱中症予報だ。とくに子どもやお年寄りは自覚症状がないまま、熱中症を悪化させるケースも少なくない。
長距離ランナーは脱水にご用心 ランニングの脱水対策に3つのポイント
全国各地でマラソンレースが行われる季節になってきたが、教えて!「かくれ脱水」委員会(委員長・服部益治兵庫医科大教授)は、涼しくてもマラソン中は体温上昇が起こって汗をかくため、脱水への注意が欠かせないと指摘している。
「風呂好き日本人」も暑さで限界! 「夏場はシャワー」が多数派に
日本人は、湯船にお湯をはって浸かる人が多く、お風呂好きというイメージ。実際どれくらいの人がお風呂に浸かっているのでしょうか?夏はシャワーだけですませるというのは、一種の「熱中症予防」ともいえるわけで……。