地域密着型のご当地スーパーに潜入し、ユニークで新鮮な魅力を紹介する「それいけ!ご当地スーパー探検隊」。第2回目は、広大な北の大地・北海道は函館からお届けします。 歴史スポット「五稜郭」の最寄り駅近くにある「スーパーアークス港町店」の日曜朝市は、すべてが北海道基準。駐車場の一角にテントを立てて行われる一大スケールに加え、道内各地から取り揃えたさまざまな食材が「新鮮」で「大きく」しかも「安い」!
■本場の朝市は開始1時間が勝負!
2007年の開店時から続くという、日曜にのみ行われる朝市。開始は9:00ですが、8:00を過ぎたあたりから、駐車場に続々と車が集まり始めます。まだテントを立てている段階なのに、あっという間に行列ができていきます。お客さんを誘導する店員さんが、「最後尾はこちらです!」と必死で声を張り上げていました。
お客さんが大勢待っているので、この日は予定より10分早い8:50に店員さんが「朝市スタート!」と叫びました。その声と同時に、大勢のお客さんが一斉にお目当ての商品の元へとダッシュ! ここは魚介の本場、函館。まずは魚のテントに向かいました!
「安いよ!安いよ!寄ってって!」と店員さんのかけ声に引き寄せられ、商品に伸びるお客さんの手、手、手。その活気たるや、まるで魚市場さながらです。
■通路の反対側には新鮮な野菜がズラリ!
新タマネギにアスパラ、じゃがいも、大根、キャベツ。すべてが豪快に袋売り。中でも注目したいのは……。
日曜の朝市では、通常価格より約7割も安くなる商品もあるとか。そのため、地元の人たちはチラシのチェックは欠かせないそうです。
「観光客の方にアピールするような店ではないので、全体の価格を安くしています。とはいえやはり北海道ですから、商品は新鮮で豊富。地元の方、観光の方に限らず、皆さんに美味しいもの、食べていただきたいですね」
と語るのは、朝市担当の鳥塚さん。
■スーパー店内にも北海道らしさが満載!
朝市を堪能した後は、スーパーの中へ。ここにも随所に北海道らしさが溢れています。50年前に札幌の小さなスーパーマーケットとしてスタートしたアークス。根気よく、地元に密着したサービスを提供し続けて、今は北海道全域から東北・宮城県まで股にかける一大スーパーチェーンとなりました。広大な北海道全域の名物商品をカバーできるのも、広いネットワークと、お客さんのことを考えた、地道なサービスがあってこそなのです。 店内の売り場を見渡すと、
店内探索を楽しんで、10:00過ぎに外へ出ると……。外にたくさん並べられていた商品もほぼすべて売れて、店員さんたちがテントをたたんでいました。
怒濤のように過ぎていったスーパーアークス港町店の朝市。よりよい食材をゲットするためには、開始から約1時間が勝負です! 函館を訪れる際はちょっと早起きをして、五稜郭駅まで足を伸ばしてみれば、北海道ならではのダイナミックな朝市、レアな食材、イキイキとした生活シーンに出会えるかもしれません。
- 店舗情報スーパーアークス 港町店
住所:北海道函館市港町1-2-1
営業時間:10:00~21:50、土・祭日 9:00~21:50
(日曜の朝市は9:00〜10:30、商品がなくなり次第終了。
天候・混雑状況により開店が早まる場合があります)
http://www.arcs-g.co.jp/group/dounan_ralse - 次回予告次回は、徳島県「キョーエイ」をご紹介します!
※記事中の情報・価格は取材当時のものです。