話しかけると返事を返してくれたり、ニュースや天気を教えてくれたり、音楽や動画を再生してくれたり。会話コミュニケーションを通じていろいろなことができる「スマートスピ—カー」が話題をさらっています。スマートスピーカーとはAIアシスタントを搭載したスピーカーのこと。7000万人以上のアクティブユーザーを持つ「LINE」や、通販サイトの巨人「Amazon」など、大手企業が続々とスマートスピーカーを出しています。
そんな中でat home VOXはGooleのスマートスピーカー「Google Home」をピックアップ! 世界トップクラスのITテクノロジー企業であるGoogleが開発したとあって、世界的に注目されているスマートスピーカーです。
世界が注目する話題の最新デバイス、早速体験してみました!
■どんな声かけにも応えてくれる まさに「スマート=高性能」なスピーカー
Google Home、Google Home Miniともに、本体と充電器、取扱説明書のみのシンプルなセットです。本体の底にはゴムが取り付けられており、どんな場所でも滑りにくい設計。ツルッとしたフォルムの本体には充電用の差し込み口しか付いていないので、機械が苦手でも迷うことなくセッティングができます。
電源を入れ、しばらくすると……。
「Google Homeへようこそ。アプリをダウンロードしてください」
と、Google Homeからあいさつ(?)が! 機械の音声とは思えない、非常に流暢な日本語です。
驚きながらもアプリをインストール。Googleのアカウントを選ぶか取得し、アナウンスに沿って設定を行っていきます。なお、Google Home を使用するにはWiFiが必須のよう。購入を検討中の方は、WiFi環境のご確認を。
準備をすべて終え、いよいよ話しかけてみることに。Google Homeは「OK、Google」あるいは「ねぇ、Google」と話しかけることで起動するようです。 まずは軽いジャブとして、天気について聞いてみましょう。
※下の動画サムネイルをクリックすると、YouTubeに移動します。
話しかけると上部のLEDが反応し、質問に対して的確に答えてくれました! そう、このGoogle Homeの魅力の一つは、知りたいことをすぐ聞けること。世界最大の検索エンジンとして利用されているGoogleならではの特徴ですね。
使い方はとても簡単。簡単な翻訳や計算、カロリー計算といった生活に関わる事柄から、「月までの距離」といった知的好奇心を満たす質問まで、普段パソコンやスマートフォンに向かって投げかけるような質問を「OK、Google」とつけて話すだけです。
10月下旬からは、なんとグルメサイト「食べログ」とも“会話”ができるように。希望の条件を伝えると、お店を探してくれ、クチコミのレビューも読み上げてくれます。とはいえ、食べログのサイトに切り替わると同時にシステムも変わるのか、読み上げ方はぎこちなく、ロボットらしいたどたどしいものに。お店や料理の写真が見られるわけでもないので、上手に使い分ける必要がありそうですね。
Google Homeはスピーカーですから、もちろん音楽も楽しむことができます。「Google Play Music」や「Spotify」といったアプリに接続し、お気に入りの曲やプレイリストを再生することが可能です。もちろんラジオも聴けるうえ、話すだけで音量を調整したり、音楽を止めたりできるので非常に便利です。手が空いていない時にスムーズに操作できるのは高ポイントでしょう。
■身支度をしながらその日の天気、電車の運行状況を聞く
1分1秒を争う朝の支度中に、話しかけるだけで必要な情報を教えてくれます。
■料理しながらGoogle Homeで天気予報を確認
炊事しながら洗濯のタイミングを確認できて家事の時短に?
■お留守番中の子供や、ひとり暮らしの高齢者の見守り役
もし親や家族が不在中に何かあっても、Google Homeに話しかければスマホが使えない人でも連絡が取れますね。また1人暮らしの人が体調を崩して寝込んでいる場合も、声だけで通話ができるので寝ながらにして知人にヘルプを求めることができます。
それ以外にも、Google Homeには多彩な機能がいっぱい。たとえば暇な時間に話しかけてみると…。
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このように、さまざまな音で楽しませてくれます。なお、会話を続けるためには、その都度「OK、Google」「ねぇ、Google」と呼びかけないと反応しないのでご注意を。
ちなみに、適当な答えが見つからなかった場合は
「ごめんなさい、わかりません」
「すみません、お役に立てそうにありません。もっと頑張ります」
と殊勝な返事をしてくれます。どんな問いかけにも忠実に答えてくれるGoogle Homeに、次第に愛着が湧いてきました…。
さらにこのGoogle Homeは、スマートホームを考えている人にはもってこいのデバイス。以前「夏休みは人とモノをつなぐ“IoTホステル”で、スマートな宿泊体験はいかが?」でご紹介したIoTホステルのように、対応する製品を使うと、家中のデバイスをつなぐことができるんです。
例えば連携させたルンバを声で起動したり、対応したスマートライトのオンオフを声で操作したり…。ほかにもワイヤレススピーカーと連動させて、本体と離れた部屋で音楽を聞く、テレビと接続して大画面でネット上の動画を見るなど、楽しみ方はさまざまです。
声で電気を消す、布団の中から目覚ましを設定する、その日のスケジュールや職場への交通状況を教えてもらう…Google Homeには、これら全ての機能が備わっています。より暮らしやすい毎日のためにデバイスと人間がタッグを組む未来が、すぐそこまで来ているのだと感じさせてくれるアイテムでした。
「Google Home/Google Home Mini」
希望小売価格:15,120円/(Mini)6,480円(税込)
グーグル
https://store.google.com/product/google_home
※情報は2017年11月28日(火)現在のものです。