モノがインターネットを経由してつながり、互いに制御するIoTという仕組みは、今や私たちの身近にも広まっています。スマートホームはその代表格のひとつですね。いよいよ新生活が始まる季節、自宅を手軽にスマートホームにできたら、暮らしに新たな風が吹き込むかも? ……とはいえ、ITにあまり詳しくない人にとってはイメージしにくいのもまた事実。
そんな人でもスマートホームを手軽に試してほしいと、at home VOXが注目したのが「mouse スマートホームスターターキット」です。at home VOXで以前ご紹介した「IoTホステル」は近未来のIoT空間を体験できる宿泊施設でしたが、「mouse スマートホームスターターキット」はいわばその家庭版で、部屋にあるさまざまな家電製品をスマホアプリから操作できるセットなのです。
今回レポートするmouse スマートホームスターターキットは、ルームハブ、スマートプラグ、スマートLEDライト、モーションセンサー、ドアセンサーの5点でワンセット。
まずは各デバイスの司令塔の役割を果たすルームハブをセットします。スマホにアプリをインストールしてアカウントを取得したら、ハブを自宅のWi-fiに接続すれば準備完了!
続いてスマートプラグ、スマートLEDライト、モーションセンサー、ドアセンサーの4つをセットしていきます。Wi-Fiが必要なのはルームハブのみで、ルームハブと各種デバイスはBluetoothで接続されるので、Wi-Fiほど手間はかかりません。
それでは、キットを構成する4つのデバイスをそれぞれ使ってみましょう。
■スマートプラグで複数の機器を一括管理!
こちらのプラグに家電機器を接続すれば、アプリ上で電源のオンオフを管理したり、タイマー設定をしたりできます。さらに、週・月単位での電気使用量や消費履歴、稼働時間まで確認できるので、非常にエコ。例えばエアコンの電源にセットしておけば、出先でエアコンの消し忘れに気づいた時も、スマートフォンからさっと対応できるのが嬉しい!
■点灯・消灯が手元で自在に スマートLEDライト
スマートLEDライトの使用方法は、普段使っている電球と付け替えるだけ。一見何の変哲もない電球ですが、アプリから点灯/消灯の操作と明るさの調整が可能なんです。リビングの間接照明として使えばリラックスタイムに合わせて明るさを調節してくつろぐことができ、寝室に取り入れれば、ベッドに居ながらにして点灯・消灯ができますね。
■離れていても安心できる! モーションセンサー
赤外線で、人や動物などの動きを検出するのがモーションセンサー。センサーの前で何かが動くと、アプリに通知が届くシステムです。ペットや子どもを家に残して出かける場合や、離れて暮らすご家族の見守りとして活用できそう。なお、スマートLEDライトと連携することで、動きを察知してライトを点灯・消灯することもできます。
■ドアセンサーで留守時のセキュリティ対策もバッチリ!
最後はドアセンサー。ドアの開閉がされる度にアプリに通知が届くので、窓やドアに設置しておけば、開け放していないか、逆に閉め忘れていないかスマホで確認ができます。また、ドアの開閉通知によって人の出入りを確認できるので、安心して外出できそうです。ちなみにこちらもモーションセンサー同様、スマートLEDライトと連動可能です。
一通り使ってみた感想は……とにかく“手軽”のひとこと。5つのデバイスをまとめて簡単にセット・活用できるので、スマートホームに興味のある人が最初の一歩として使うにはぴったりの、まさに“スターターキット”なんです。
エアコンやテレビなど複数のリモコンも、ルームハブに登録できるため、キットだけにとどまらない幅広い活用が可能。そのため、ルームハブはリビングなど家電がたくさんある部屋に置くのがいいでしょう。設定をすれば家族全員で操作できるのもうれしいポイント。
mouseでは他にも、ルームハブに接続して使えるPM2.5センサーやスマート空気清浄機などを販売しています。また、mouse製品以外でも、対応している機器であればルームハブにリンクが可能。キットでスマートホームに慣れた方は、ライフスタイルに合わせて自分好みのスマート機器を取り入れてみては?
「mouse スマートホームスターターキット」
小売価格:24,800円(税抜)
株式会社マウスコンピューター
http://www.mouse-jp.co.jp/smarthome/sk01/
※情報は2018年3月27日(火)現在のものです。