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「定年後の寝室は別々」妻の要望大幅増/住環境研究所調査

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積水化学工業(株)住宅カンパニーの調査研究機関である(株)住環境研究所は、「定年後の夫婦の暮らし」に関する意識調査の結果を発表した。
55〜69歳の男女550人を対象に、インターネットで調査した。なお、夫婦の意識、夫婦の寝室については既婚者のみの回答。

夫婦の距離感については、「A:夫婦といえども1人の時間が欲しい」「B:夫婦共有の時間を持ちたい」のいずれかの選択で、「ほとんどA」「Aに近い」の合計が63.3%。「ほとんどB」「Bに近い」の合計は11.0%となった。10年時点の調査において、前者は62.6%とほとんど変化がないが、後者は22.9%と今回大きく減少しているのが目立った。
特徴的な傾向として一人の時間を求める傾向が強いのは総じて女性となっている。

寝室のあり方については、「夫婦同寝」(「夫婦一緒の寝室」「どちらかというと一緒の寝室」の合計)が53.1%。「夫婦別寝」(「夫婦別々の寝室」「どちらかというと別々の寝室」の合計)は46.9%となった。男女別にみると男性については10年比で大きな変動はないが、女性については16年が55.6%(10年52.9%)と、過半数が「夫婦別寝」を望む結果となった。特に、より強い「夫婦別々の寝室」という意向が10年の26.0%から36.7%へ10ポイント以上上昇しているのが特徴的となっている。

定年後の準備の有無については、準備をしている人ほど趣味のある人が多く、また社会との接点を持ちたいと思う人が多い結果に。これらの積極的な活動が定年後の自立や活動の活性化につながっている様子がうかがえる。逆に定年後の準備について具体的なイメージが持てない人は、趣味のない人が多くみられる傾向となった。

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