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HEMS利用者、エネルギーの「見える化」に高い満足度/東急不動産HD他調査

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 東京都市大学と東急不動産ホールディングス(株)傘下の(株)東急不動産次世代技術センター、(株)ファミリーネット・ジャパン(以下、FNJ)はこのほど、FNJのクラウド型HEMSを装備した東急不動産の分譲マンション「BRANZ(ブランズ)」の居住者に対しアンケート調査を実施。2014年夏季エアコン電力消費量とのクロス分析結果を発表した。

 東京23区と神奈川県相模原市で、12年3月〜14年3月に竣工した分譲マンション8棟・447戸を対象にアンケートを発送。回答を得た215戸(回答率48%)のうち、エネルギーデータ利用に同意した7棟・81戸のデータをもとにクロス分析を実施した。

 家族構成とエアコン電力消費量の関係については、3人世帯の消費量が一番多く、1人世帯と2人世帯は変わらないことや、末子が6歳以上の子供がいる世帯と高齢者世帯で消費量が多いことが分かり、「子供の年齢に合わせた省エネ行動の誘導、高齢世帯への配慮が必要」と分析している。

 また、省エネ行動を心掛けていない人は、心掛けている人に比べて電力消費量が1.5倍以上となり、省エネ行動の実行度が高い人ほど電力消費量が少ないという結果に。HEMS利用者の高い人ほどエアコン使用が少なく、HEMSによる省エネ効果もみられた。

 HEMSサービス利用者の評価については、実際に利用している人は「見える化」が省エネのきっかけになると考え、満足度や今後の利用意向も高いことが分かった。一方で、HEMS未使用の世帯も多く、未使用世帯で電力消費が多くなる傾向もあることから、きめ細かい対応が必要であるとしている。

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