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富山・氷見に新観光施設  昔の漁師町にタイムスリップ

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(OVO オーヴォより)

館内の様子

漁業が盛んな富山県氷見市に、新たな観光交流拠点「ひみ漁業交流館 魚々座(ととざ)」が4月21日、オープンする。漁師町の魅力を伝える新しい観光スポットとして人気を集めそうだ。

「さかなの町ひみ」の漁村・魚食文化の発信を狙って、氷見市が既存施設を4億5千万円余りかけて整備・改装した。市民から寄贈された漁具・民具など約3千点が展示されている。氷見発祥で400年の歴史がある「越中式定置網」(全長約70メートル)や全長約9メートルの木造和船なども飾り、漁師町の息づかいを伝える。館内は延べ床面積1847平方メートルと広くゆったりとした空間で、漁具類をじっくり鑑賞できる。

海を眺めながら休憩できる「休憩コーナー」や、漁師愛用の火床であぶった干物や小魚が入ったかぶす汁などの漁師飯が味わえる「漁師の番屋コーナ」も設け、館内でゆっくりくつろげる施設になっている。

漁網を編んだり、魚をさばいたりする体験型イベントや漁村めぐりに最適なレンタサイクル(GIANT製、1日1000円)など各種サービスも展開する。

担当の氷見市商工観光・マーケティング・おもてなしブランド課の岡田基義課長補佐は「漁村・魚食文化を国内外に発信する国内随一の施設にしたい。昔の漁村へタイムスリップしていただき、かつての漁村の暮らしぶりを楽しんでもらいたい」と話している。初年度の来館見込みは約4万人。

入館料は大人300円(20人以上の団体の場合は250円)。氷見市民と中学生以下、障害者は、特別展を除き無料。開館時間は午前9時〜午後6時。問い合わせは「魚々座」、電話0766(74)8018。

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