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福島の内堀知事が首都圏でトップセールス 「あんぽ柿」や県開発のコメ「天のつぶ」をPR

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(OVO オーヴォより)

【PRポスターを掲げる内堀知事やJAグループ福島の大橋会長(前列右から2人目)ら=同店で】

福島県は25日、都内のショッピングセンターで、同県農産物の販売促進イベントを開き、内堀雅雄知事が、県開発のブランド米「天のつぶ」や今が旬の干し柿「あんぽ柿」をPRするトップセールスを展開した。

内堀知事は、県が15年かけて開発した新品種のコメ「天のつぶ」を試食しながら「名前の通り、稲穂は天に向かってまっすぐ伸び、倒れにくい。ある意味、福島の復興のシンボルになるような元気なコメ」と紹介、「冷めてもおいしい点が最大のポイント」と太鼓判を押し、集まった買い客に購入を呼び掛けた。また「全量全袋の検査をしているので、安心してお召し上がりいただける」と安全性もPRした。県農産物流通課によると、土の入れ替えやカリウム肥料の散布などの対策が功を奏し、平成26年産コメの検査では、これまで放射性物質の基準値超えは一袋もない、という。
干し柿の一種で果肉が柔らかくジューシーな味わいの「あんぽ柿」は県を代表する特産品の一つで、ビタミンや食物繊維も豊富。あんぽ柿と同じだいだい色の法被姿でPRしたJAグループ福島の大橋信夫会長は「ツルツルの肌で見た目が色鮮やかできれい。農家の皆さんの苦労のたまもの」と約25万本の柿の木を除染して出荷にこぎつけた農家の奮闘をたたえた上で、コメと同様、全量全袋の検査体制で安全性に万全を期していると強調した。

この日は、天のつぶで握ったおにぎりやパティシエ柿沢安耶さん考案の「あんぽ柿クッキーサンド」を買い物客ら約200人に振る舞った。そのほか、鶴ケ城をはじめとした観光名所を紹介する観光PR隊「福が満開ふくしま隊」の歌やダンスパフォーマンスもあった。

特産品のプレゼントを配りながら買い物客と会話した内堀知事は「頑張ってください、福島産の農産物を買います、と多くの人から声を掛けていただいた。心が通じた」と手応えを感じている様子だった。

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