(OVO オーヴォより)

若者を中心に「活字離れ」がいわれる一方、報道のあり方に批判的な意見も少なからず出るなど、新聞を取り巻く環境は良いとはいえない。そんな中、三和書籍(東京)はアンケート「新聞についての意識調査」を実施。15歳以上の全国の男女471人が回答した。
ズバリ、みんなどれくらい新聞を読んでいるかというと、「新聞(電子版を除く)を読んでいる」と答えた人は304人で、およそ3人に2人の割合。その購入方法は、自宅の定期購読が4分の3を占めるなど、昔ながらの宅配が主流であることに変わりはない。
また、読まない理由を聞くと、「興味がない」や「時間がない」など定番の回答のほか、「ニュースはネットで読める」、「電子版の方が便利」と、インターネット時代を反映したような答えが目立つ。
一方、「どんな新聞を読んでいるか」(複数回答)という質問では、個々の新聞名では朝日、読売、日経が“3強”を形成している格好だが、トップの朝日に続き僅差で2位になったのは地方紙(ブロック紙・東京新聞を除く)という回答。首都圏や関西などを除くと、地元のニュースが満載の地方紙の人気が高い様子がうかがえる。