(OVO オーヴォより)

これだけ「イクメン」が雑誌やテレビで毎日取り上げられていても、育児の負担はまだまだ母親に偏っているのが日本の現状だ。日本病児保育協会が共働きの保護者600人に、子どもが病気にかかった時、家庭内でどうするかをたずねたところ、半数以上の62.7%が「母親が仕事を休む」と回答、「父親が休む」家庭はわずか7.8%にとどまり、やっぱりな結果だ。2番目に多かったのは「祖父母に預ける」の24.8%だった。子育てを理由に男性が仕事を休む環境・雰囲気が整っていないのか、休みを申請する父親が少ないから会社側も変わろうとしないのか、どっちがどっちかは分からないが、依然としてママの出番が多いことは昔と変わっていない。
勤務先で利用している子育て支援制度を聞くと、1番多いのは母親、父親ともに「利用していない」で、母親は52.2%、父親は68.8%が利用していないことがわかった。母親が利用する割合が高い制度は「短時間勤務」の27.8%と「看護休暇」の17.9%。一方、父親は「フレックスタイム」の15.4%が一番多く、次いで「看護休暇」の12.3%だった。