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子どもが発熱、仕事を休むのはどっち?  支援制度は半数以上が「利用なし」

子どもが発熱、仕事を休むのはどっち?  支援制度は半数以上が「利用なし」

 これだけ「イクメン」が雑誌やテレビで毎日取り上げられていても、育児の負担はまだまだ母親に偏っているのが日本の現状だ。日本病児保育協会が共働きの保護者600人に、子どもが病気にかかった時、家庭内でどうするかをたずねたところ、半数以上の62.7%が「母親が仕事を休む」と回答、「父親が休む」家庭はわずか7.8%にとどまり、やっぱりな結果だ。2番目に多かったのは「祖父母に預ける」の24.8%だった。子育てを理由に男性が仕事を休む環境・雰囲気が整っていないのか、休みを申請する父親が少ないから会社側も変わろうとしないのか、どっちがどっちかは分からないが、依然としてママの出番が多いことは昔と変わっていない。 勤務先で利用している子育て支援制度を聞くと、1番多いのは母親、父親ともに「利用していない」で、母親は52.2%、父親は68.8%が利用していないことがわかった。母親が利用する割合が高い制度は「短時間勤務」の27.8%と「看護休暇」の17.9%。一方、父親は「フレックスタイム」の15.4%が一番多く、次いで「看護休暇」の12.3%だった。

世界で最も過度な飲酒をしているのは?  イギリスの中高年女性が危ない

世界で最も過度な飲酒をしているのは?  イギリスの中高年女性が危ない

 日本では近年、ビールや日本酒好きな女性が増えたおかげで、立ち飲み屋やバルなどの居酒屋業界がますます盛りあがっている。一方、イギリスでもワインを中心にお酒を飲む女性が増えているが、少し問題が深刻なようだ。 イギリスでは、急増する女性の過度な飲酒が国民の慢性的なアルコール問題を加速させていると専門家は警告している。英イングランド公衆衛生サービスの調査によると、2013年〜2014年の間に、女性は男性の3倍も急速にアルコール関連の病気で入院した患者が増えた。数字でいうと、前年の2.1%アップとなる64,000人以上が飲酒による特定の理由で病院に運ばれたのだ。 アルコール問題の専門家である、ローハンプトン修道院病院のニール・キャンベル氏は、「病院には、中高年や母親世代である30代以上の女性がどんどん増えている。」と話す。「そうした女性は、特に昼間のワインなど、自身の若い頃よりもかなり多くお酒を飲んでいる。そしてその飲酒量は、肝臓の病気やその他の深刻な健康状態を引き起こしている」と警告する。 また彼は、「かなりの量のお酒を飲む女性はうつや不安に苦しみ、仕事、結婚、子育てにどう対応すればいいのかといった問題を抱えるようになる。これはイギリスが直面している大きな健康問題であり、さらには肥満という問題も引き起こす可能性をはらんでいる。」とさまざまな問題点を話す。経済協力開発機構(OECD)は先月、イギリスの中流階級の中高年女性が現在、世界中で最も過度に飲酒をしていると明らかにした。 ちなみにイギリスでは18歳以上から飲酒可能だが、16歳以上からパブ等で食事をする場合には食事と一緒にアルコールの注文が可能となっている。その法律から若者の飲酒が問題かと思いきや、今回さまざまな調査報告によって、中高年女性の飲酒問題が国の課題となっていることが明らかになった。これからビアガーデンやBBQなどでますますお酒が楽しくなる季節。くれぐれも飲みすぎには注意したい。