（Ｊタウンネットより）
石川県能登半島の北部に位置する仁江海岸は、千畳敷の岩場が広がる景勝地で、「日本の夕陽百選」にも選ばれている。ここでは400年以上続く伝統の製塩法「揚げ浜式」が、日本でただ一カ所続けられている。職人の手作業で作られる塩はミネラルをたっぷり含み、「しょっぱいけど甘い」。海外の料理人がわざわざ当地を尋ねるほど味には定評がある。
この希少な海水塩を使用した「しおサイダー」は2009年に発売を開始し、国際的な食品品評会「モンドセレクション2014」で金賞を受賞。累計販売本数は今夏で100万本に到達した。
塩っ気が強いけど辛くない不思議
編集部でも１本試飲した。
ベースはサイダーに違いないのだが、喉ごしがとても柔らかい。天然塩の作用なのだろうか。うたい文句どおりのまろやかさだ。
原材料は果糖ブドウ糖液糖、砂糖、塩、酸味料、香料。甘さはほどほどで、塩っ気のほうが勝るけれども辛くはない。うまくミックスしている。
夏は大量の汗をかいて塩分が体外に排出されやすい。体が塩を欲するとき、この商品が冷蔵庫に入っていれば真っ先に手が伸びることだろう。ある意味スポーツドリンクっぽい――筆者はそう感じた。
カロリーなどに関する記述はラベルに書いておらず少々残念だったが、許容量が分かるなら限度いっぱいまで飲みたくなる。ネタ系サイダーとは一緒にしたくない本格派だ。
人気アニメ「花咲くいろは」とのコラボ商品も発売
石川県にある架空の温泉街「湯乃鷺温泉街」が主な舞台のアニメ「花咲くいろは」は、2011年４月から半年にわたってテレビ放映された。2012年には劇場版が公開され、「心温まる、ほのぼのした作品」とアニメ通からの評価も高い。
登場キャラクターのイラストをラベルに使用した商品「花いろしおサイダー」が、6月29日から発売中だ。価格は1本220円（税込）で、のと鉄道穴水駅売店や湯涌温泉街（金沢市）で購入できる。
話いろ限定しおサイダー pic.twitter.com/YavkJn4OFa
– マスター・ぷっぷる (pupple__) 2014, 7月 5
今のところコラボ商品の通販はないようだが、通常のしおサイダーは販売者Anteのオンラインショップから購入できる。
