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「溜池山王」駅地下直結の大規模複合開発着工/新日鉄興和不動産

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「赤坂一丁目地区第種市街地再開発事業」全体外観イメージ

新日鉄興和不動産(株)は9日、同社が事業協力者および参加組合員として参画している「赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業」(東京都港区)を着工したと発表した。

同事業は、東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅地下通路に直結。六本木通り・外堀通り、桜田通り・外苑東通りに囲まれた港区のまちづくりの整備方針が策定されている通称「大街区」に位置する。
敷地面積1万6,088.32平方メートル、延床面積17万5,296.99平方メートル。鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造地上37階地下3階塔屋1階建ての事務所、共同住宅、集会場、店舗等の大規模複合開発。

敷地全体に大小の樹木を配し、敷地内緑化率50%を実現する。緑地内には低層棟の飲食店を設ける。また、幅員10m、長さ約200mの多重列植の街路樹空間を整備し、虎ノ門方面への歩行者ネットワークの強化を目指す。

建物は、3種類の制震装置を組み合わせることで地震エネルギーを吸収させるハイブリッド制振装置を採用。6〜36階を1フロア約780坪の無柱空間とし、さまざまなニーズに対応できるるフレキシビリティの高いオフィスフロアを計画する。
また、災害発生時ライフラインが復旧するまでの期間を最大7日間と想定し、中圧ガス・オイル併用の非常用電源やトイレ用洗浄水を確保するほか、オフィスフロア全階にテナント向け備蓄品倉庫スペースを設け、ビル設備とは別にテナント専用の非常用発電機スペースを確保し入居テナントの事業継続をサポートする。また、災害時には、コンファレンス施設や建物低層部の一部を帰宅困難者の一時避難スペースとして活用するなどの防災対策を施す。

竣工は2017年4月を予定。

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