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初の学生建築コンペ開催。高齢者向けシェアハウスが最優秀賞に/ポラスグループ

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最優秀賞作品のパース

入賞した方々

ポラス(株)は5日、創業45周年記念事業として立ち上げた第1回「POLUS−ポラス−学生・建築デザインコンペティション」の公開審査会を開催した。

同コンペは、大学院や大学、高等専門学校等に通う学生を対象として、「自立と共生」をテーマに次世代の家(暮らし)の木造建築デザイン案を募った。

青木 淳氏(審査委員長。青木淳建築計画事務所)と今井公太郎氏(東京大学生産技術研究所教授)、赤松佳珠子氏(Cat/法政大学准教授)、前田圭介(UID一級建築士事務所)、菅原庸光氏(ポラス暮し科学研究所所長)が審査委員を務め、応募総数458件の中から第1次審査として5組を選出。公開審査として、各作品のプレゼンや質疑応答などが行なわれた。

その結果、杉山由香氏(東京藝術大学大学院)と藤井健太氏(東京電気大学大学院)の「じじばばシェアハウス」が最優秀賞、吉沢芙美香氏(芝浦工業大学大学院)と青柳野衣氏(同)による「屋根裏の知恵」が優秀賞を受賞。また、坂本裕太氏(東京電気大学大学院)、吉沢彬成氏(日本大学大学院)と中田有紀氏(同)、長谷川裕馬(法政大学大学院)と小宮みちる氏(同)の各作品が入選を果たした。

審査委員長の青木 淳氏は「どの作品が最優秀賞をとっても良い内容だった。それぞれバラエティに富んでいて、今後の住環境をつくっていくヒントとなるのでは」と評した。

主催者として挨拶した同社代表取締役の中内晃次郎氏は「このコンペは、住宅・建築業界への貢献したいという思いから開催したもの。応募数は想定を超えた。住宅産業は規模が大きいが、“木”を研究対象とする学生はそれほど多くはない。これを機に理解を深めてもらい、将来に役立ててほしい」などと話した。

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