暮らしのコト

食べた後の種で始める家庭菜園。育てやすいのはどれ?

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夏の果物といえばスイカですよね。「自分で育てられたら食べ放題!」なんて夢を抱いて、食べた後にその種を植えてみたことがある人は少なくないのでは? at home VOXのアンケートでは、「食べた後の野菜・果物の種を植えたことがありますか?」という質問に「はい」と答えた人は40.6%でした。

さらに、どんな作物の種が植えられているのかも聞いてみました!

Q.野菜や果物を食べた後に植えたのは、何の種ですか?

※対象:「食べた後の野菜・果物の種を植えたことがありますか?」で「はい」と答えた人203人、複数回答あり

1位 スイカ 84票
2位 56票
3位 ビワ 47票
4位 ジャガイモ 32票
5位 ミカン 26票
6位 メロン 22票
7位 タマネギ 13票

やはり、スイカ人気が目立つ結果になりました。そこで気になるのが、実際に育てやすい野菜・果物はどれ? という疑問。そこで、家庭菜園のプロに教えてもらいましょう!

「NHK趣味の園芸・やさいの時間」講師をはじめ、様々なメディアで活躍する家庭菜園のプロ・藤田智先生。アンケート結果の中から、「育てやすい野菜・果物」を5段階評価でジャッジしてもらいました。

■ 育てやすい野菜・果物ランキング

5位:柿・ビワ・ミカン 育てやすさ★

種から育てると柿とビワは8年、ミカンも品種により違いがありますが、長い時間がかかってしまいます。

果樹は種を植えてから実がなるまでの期間が長いのが難点。しかし、気長に園芸を楽しみたい人には良いかもしれませんね。

4位:タマネギ 育てやすさ★★

種子はネギ坊主(玉ねぎの花)にできるので、一度失敗しないといけません。

食べそびれて芽が出てしまった玉ねぎを再利用するには、土に埋めてネギ坊主を作り、そこから種を収穫して苗を作って……こちらも時間と手間がかかってしまいます。面倒な場合は、芽が出た玉ねぎを土に埋めて、早めに葉の部分を収穫しましょう。ネギの代用品として食べることができます。

2位:スイカ・メロン 育てやすさ★★★★

種を植えると発芽はしますが、品質は均一ではありません。

種を蒔いてみたくなる果物ナンバー1のスイカと、高級果物のイメージがあるメロンが育てやすいというのはうれしい情報。品質にムラがあるという点も、逆に「上手に育ててみせる!」という園芸魂に火をつけてくれるかもしれません。

1位:ジャガイモ 育てやすさ★★★★★

比較的簡単にできます。ただし、収穫量は保障できません。

放ったらかしにしていたら勝手に芽が……という生命力の強さを感じる点では納得のジャガイモが一位。野菜を育てる楽しみを手軽に味わいたい人におすすめです。

上記の野菜・果物以外では、ナス、キュウリ、トマト、コマツナ、ホウレンソウなどが育てやすいそう。発芽から収穫までの期間が短さや、暑さ寒さへの耐久性の高さが育てやすさにつながるようです。

お手軽さがうれしい家庭菜園ですが、せっかくならおいしい野菜を作りたい!
そこで藤田先生に「家庭菜園のポイント」を7つ教えてもらいました。

■ 野菜づくり名人になるための七原則

一. 鉢底には軽石を、土はしっかりたっぷりと。
二. 水やり頻度は、タネまきのあとは毎日、芽が出たら土が乾いたときに。
三. 週に一回はハイポネックス(液体肥料)で栄養を与えよう。
四. 種や苗を植えたら、防虫ネットで保護しよう。
五. 収穫までは慎重に管理。収穫のタイミングも大事なポイントです。
六. 虫や病気対策には自然農薬(※)を。
七. 収穫はしっかりと行う。
※自然農薬=草木灰、米酢、牛乳など自然界にあるものの特性をいかして農薬として使用するもの

食べた後の種をきっかけに広がる家庭菜園の世界。自分で作った野菜は、おいしさもひと味違うはず! お皿に残った種が気になったら、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

藤田智
恵泉女学園大学人間社会学部人間環境学科教授。専門は園芸学、野菜園芸学。家庭菜園・市民農園の指導普及活動を積極的に行い、NHKなどのメディア出演も多数。

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