
女性の魅力を引き立てるハイヒール。靴音を鳴らしながらさっそうと歩く姿は絵になりますよね。かかとの高い靴は、姿勢を正し、スタイルを美しく見せてくれるメリットがあります。しかし一方で、転びやすい、足が疲れるなどのデメリットも……。
今回は、そんなハイヒールの好き嫌いについて調べてみました。ハイヒールを履くことについて、男性と女性、それぞれどう思っているのでしょうか? アンケートを通して、at home VOXが男女の本音に迫ります!
まずはハイヒールを履く当人である、女性に質問です。
Q.ハイヒールを履くことについて……
【A】スタイルが良く見えるから好き 【B】歩くと疲れるから嫌い
■女性の年代別回答結果
「スタイルが良く見えるから好き」と答えた人が多かったのは20代女性。合計53.9%と、半数を超える支持を集めました。ファッションへのこだわりが強い世代と言えるでしょう。一方、30~50代は、「歩くと疲れるから嫌い」が多数派。スタイルアップというメリットよりも、苦労を感じている人が多いようです。
実際、ヒールの高さは、動きやすい低めが人気。こちらの結果をご覧ください。
Q.女性のハイヒールの高さは、どちらの方がいいと思いますか?
【A】低め 【B】高め
■女性の年代別回答結果
「高め」を支持したのは20代女性のみ。約3割で、「ハイヒールが好き」という人でも「低めの方がいい」という人も少なくないようです。30~50代ではやはり圧倒的に「低め」が選ばれていますね。
では、男性の好みはどうでしょう?
Q.女性のハイヒールの高さは、どちらの方がいいと思いますか?
【A】低め 【B】高め
■男性の年代別回答結果
こちらも各世代で「低め」が人気。「高め」の支持率は、どの年代もわずか1割ほどでした。一方で、「どちらともいえない」と答えた人が半数近くいます。ヒールの高さに関係なく、女性のハイヒールは魅力的ということなのかも?
では、ズバリ聞いてみましょう!
Q.女性がハイヒールを履くことについて……
【A】女性らしくて魅力的 【B】歩きにくそうだからやめればいいと思う
■男性の年代別回答結果
否定派(B)の方が多かったのは30代のみ。他の世代では肯定派(A)が上回っており、好意的に見られていることがわかります。
歩きづらくて疲れるとはいえ、男性へアピールするには低めでいいのでハイヒールの方が効果がありそうです。
そのネックとなっている疲れやすさは、もしかしたら近い将来解消されるかもしれません。ハイヒールは魅力的だけど、履くのは嫌だ……そんな30代以上の女性に耳寄りな情報が「疲れないハイヒール」、その名も「YaCHAIKA(ヤチャイカ)」。昨年の9月に、中央大学研究開発機構の山田泰之氏(現・中央大学 理工学部 精密機械工学科 助教授)が開発成功したと発表しました。

これまでリジットな棒で構成されていたヒール部を,2枚の湾曲した板バネと衝撃吸収性の高いゴムシートを組み合わせて構成しました。 静立時は10cmのヒール高を維持します。歩行時にはヒール部が約3cm程度伸縮し,その変化によって歩行時の衝撃を吸収することで,快適で安全な歩行を提供します。
(引用:ジェームズ ダイソン財団「YaCHAIKA」)
次世代のデザインエンジニアを支援する「第10回 ジェームズ・ダイソン・アワード」にノミネートされており、国内一次審査では2位に選ばれました。今後の評判次第で、製品化もありえるとか。今よりも気軽にハイヒールを履ける日が来るかもしれません。世の女性にとって、ぜひとも発売が待たれる商品ですね!
イラスト:タテノカズヒロ
<アンケート調査概要>
対象/全国20〜59歳の男女516名
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2016年2月
※アンケート内容の転載にあたりましては、「at home VOX 調べ」もしくは「アットホームボックス調べ」という表記をお使いください。