街のコト

宇都宮観光に今必要なのは、「餃子ガイド」の存在かも

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(Jタウンネットより)

餃子宇都宮といえば「餃子の街」というイメージが、すっかり定着してきた。

昨年の11月、宇都宮城址公園で開催された「宇都宮餃子祭り2014」に関しては、Jタウンネットでも紹介した(参照:1皿3個100円! 宇都宮餃子祭りが今年もやってくる)が、全国から多くの餃子ファンが訪れ、大盛況だった。

一方、訪れたことがある人ならわかるだろうが、宇都宮市内には実に多くの餃子店が軒を連ねている。いったいどの店に行けばいいものか――予備知識がないと、なかなかその餃子文化の全貌に触れることは難しい。

宇都宮の餃子(2014年6月撮影)
宇都宮の餃子(2014年6月撮影)

最近宇都宮観光に行ったという編集部員も、「位置関係や閉店時間などがわからず、餃子を堪能しきれなかった。食べた餃子はどれも絶品だったんだけど……」とぼやく。

同市にやって来る観光客にもっと餃子を楽しんでもらうためには、餃子に詳しいツアーガイドが多数必要ではないか…ということで、「宇都宮餃子ガイド育成講座」が開催されることになった。主催は、大手旅行会社のJTB関東法人営業宇都宮支店。宇都宮餃子会の協力で実施される。講座は全3回シリーズで行われ、参加者募集中だ。参加料は税込1000円。

第1回講座風景イメージ(画像提供:JTB関東法人営業宇都宮支店)
第1回講座風景イメージ(画像提供:JTB関東法人営業宇都宮支店)

第1回目は、2015年2月7日、「宇都宮餃子の基礎知識編」が行われる。講師は、宇都宮餃子会事務局長の鈴木章弘氏。ディープな餃子の世界を分かりやすく解説する。会場は、同市馬場通りにある「来らっせ本店」だ。

宇都宮餃子会事務局長・鈴木章弘氏(画像提供:JTB関東法人営業宇都宮支店)
宇都宮餃子会事務局長・鈴木章弘氏(画像提供:JTB関東法人営業宇都宮支店)

第2回目は、2月21日、「ガイドスキルアップ編」が行われる。宇都宮市内のガイドコースを歩きながら、ツアーガイドとしての基礎的なレッスンを受ける。

第3回目は、3月15日、いよいよ「ガイド実践編」。現場でツアーガイドとして対応するロールプレイイングが行われる。

全講座を修了し認定を受けた人は、ボランテイアツアーガイドとして活躍できる機会があるかもしれない、とのこと。

大手の旅行会社がこういった着地型ツアーの育成に取り組む例は、けっして多くはない。JTB宇都宮支店にとっても初めての試みだという。同支店が着地型ツアーに力を入れ、発地側の首都圏や近畿圏の大都市から個人客を送り込む、という新たなビジネスモデルが試されているようだ。

参加者募集チラシ(画像提供:JTB関東法人営業宇都宮支店)
参加者募集チラシ(画像提供:JTB関東法人営業宇都宮支店)

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