
グー・チョキ・パーで勝負する「ジャンケン」は、日本全国共通。でも、かけ声は「ジャンケン、ポン!」だけではなく、地域によって違う場合があります。遠方への引越し経験のある人は、新しい地域でのジャンケンで面食らったこともあるのでは?
今回at home VOXでは全国47都道府県の方1,410名にアンケートでご当地ジャンケンコールを調査。なんともユニークなかけ声が集まりました!
まずは多いものから見てみましょう。
Q.あなたのお住まいの地域でじゃんけんをする時の、かけ声を教えてください。
順位 | かけ声 | 回答率 |
---|---|---|
1位 | ジャンケン、ポン/ホイ/ポイ/でホイ | 58.3% |
2位 | 最初はグー、ジャンケン、ポン | 25.9% |
3位 | ジャイケンで、ポン/ホイ/ポイ | 1.5% |
やはり、もっともオーソドックスな「ジャンケン、ポン」が58.3%と過半数を占めました。「ポン」の言い方にさまざまなバリエーションがあるのも面白いですね。
「最初はグー」派も、25.9%と一定数の勢力を形成。この中には「最初はグー」でパーを出すイタズラをした人もいるのではないでしょうか?
「ジャイケンで、ポン」からは、回答率がグッと下がって少数派になります。「ジャイケン」は回答者の居住地域もまちまちなので、「ジャンケン」が少しなまった言い方なのかもしれません。
■「ポン!」の多彩な変化バリエーション
手を出す時のかけ声は、トップ3はいずれも「ポン」(またはその変化系)でしたが、少数派としてまったく違う言い方がいくつか寄せられました。
「ジャンケン、エッ」
「ジャンケン、キッ」
「ジャンケン、サイ」
「ジャンケン、シッ」
「ジャンケン、ショ」
「ジャンケン、チッ」
「ポン」だと思っていたら出す瞬間にビックリしそうですね。
さらには、語呂のいいお囃子調のかけ声もありました。
「ジャンケンジャガイモサツマイモ」
「ジャンケンもってスッチャンホイ」
元気な子ども達が鬼ごっこの鬼を決めているような光景が浮かぶ、ほほえましいかけ声ですね!
■「ジャンケン」がまったく違う場合も
3位にランクインした「ジャイケン」は、「ジャンケン」から1文字だけの変化ですが、もっと大きく違うかけ声もありました。
「インジャン、ホイ/ポイ」
「インジャン、セッ」
「インジャン、デッ」
「インジャン、ハス」
この「インジャン」は、京都、奈良、大阪、兵庫、香川、愛媛、大分、沖縄など、西日本の人に見られたかけ声です。それに対して東北や関東からは、
「ジッケッタッ」
「チッケッタッ」
という軽快なかけ声が見られました。そして上には上がいるようで、
「ヤイヤ、オー」
「ヨーエッキ」
「ユイヤー、エス」
のような、もはやジャンケンではない別の何かに聞こえる回答もありました。
ルールは同じでも、かけ声にこれほどバリエーションがあるジャンケン。あなたはどんなかけ声を使っていましたか? 周りの人に聞いてみたら、誰もが知っている遊びだけに思いも寄らないかけ声が出て盛り上がるかもしれませんね。
イラスト:タテノカズヒロ
<アンケート調査概要>
対象/全国20〜59歳の男女1,410名(47都道府県各30名ずつ)
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2014年11月
※アンケート内容の転載にあたりましては、「at home VOX 調べ」もしくは「アットホームボックス調べ」という表記をお使いください。