「高速道路」

記事一覧

高速通行止めランキング  ワースト1はどの区間?

高速通行止めランキング  ワースト1はどの区間?

 新しい路線ができて、どんどん便利になる高速道路。全国の高速道路の運用率、つまり通行止めにならず走ることができた時間の割合は、国土交通省によると99.61%だから、ずいぶんちゃんと走れているという感じがする。それでも、悪天候や工事などで通行止めになっていて、乗れない、降りられない、走れない区間にぶつかるということもまれにある。乗って走り始めたはいいが、事故渋滞で詰まって止まったまま、というのは最悪だ。 そこで、同省が高速道路の収集データを集計した、全国の高速道路の通行止めワーストランキングを発表したから見ておこう。悪天候や工事は仕方ないが、事故が原因のところは要注意かも。 [1] 降雨による通行止め時間ワースト1位:  松山道(上下)いよ小松JCT〜川内[2] 災害・悪天候による通行止め時間ワースト1位:  大分道(上下)湯布院〜日出JCT[3] 事故・その他による通行止め時間ワースト1位:  山形道(上り)庄内あさひ〜湯殿山[4] 工事による通行止め時間ワースト1位:  関門トンネル(上下)下関〜門司

逆走車の恐怖  遭遇したらこうする!

逆走車の恐怖  遭遇したらこうする!

 正直、勘弁してほしいシチュエーションだ。高速で逆走車と遭遇したら、なんて考えたくない。だが、H23〜25年の間に逆走事案は541件も発生している。高齢者の運転なども問題になっているが、出口を過ぎてしまったと本線でUターンする命知らずの“ツワモノ”もいるし、サービスエリアやインターチェンジで本来の方向に行かないという、理解に苦しむケースもある。これはゴールデンウィークーク前に見ておいた方がいい。JAFが、開通前の高速道路で収録した、逆走車に遭遇した状況を再現した動画だ。 この動画を見てまず驚くのは、前方に逆走車が見えた初期段階では、その車が逆走しているようには見えないことだ。近づいてきて初めて、ヤバイ!と焦る。当然のことだが、順行車と逆走車の速度が合算されるから、気付いてから接近までの時間は“超”短い。動画は2車線の高速で、追い越し車線の少々前方に別の車がいるから、自分のレーンを向こうから走ってくる逆走車に気付いて慌ててハンドルを切ると、追い越し車線の車の直後に入り込む形になる。 だが、もしこの時、追い越し車線のすぐ後ろに別の車がいたらその車と事故になる可能性もあるし、自分の後続の車は、たぶんもっと大変だ。前の車が慌ててハンドルを切って避けたその後ろだから、即刻、逆走車が正面にいる計算だ。動画では、前の車が踏んだブレーキのランプで、何が起きたのか推測するしかなさそうだが、正直、車間距離が相当あいていないと間に合わないだろうと思われる。 あり得ないことが起きるのが、事故だ。せめて車間距離はちゃんとあけよう、と基本的なことを再認識する恐〜い動画だ。「JAFが再現、逆走車の恐怖」http://ch.jafevent.jp/detail.php?id=320