入学試験や入社試験など、人生には何度か面接を受ける機会がある。いずれも短い時間で今後のことが決定されるから、面接が得意であるに越したことはない。エン・ジャパン(東京)は、転職コンサルタント104人を対象に、「ミドルの面接で面接官が見ているポイント」についてアンケート調査を行った。面接時に見ているポイントは、圧倒的な差で「専門職種の知識・経験」(84%)が1位になった。「ミドルが転職する場合、社会人経験の長さゆえ経験に裏打ちされた専門性が求められる」「ミドルの場合は即戦力として採用したい企業がほとんどのため、コアスキルが求められる」などの意見が寄せられた。2位は「マネジメント能力」(39%)、3位は「人柄」(34%)だった。 能力がなくては意味がないが、さらに人柄の中で企業が重視するものを聞いたところ、1位は「柔軟性」(66%)、2位は「適応力」(48%)、3位は「主体性」(46%)となった。年齢が上がるとこれまでの経験や考えに縛られがちになるが、転職を考えている場合は、新人同様、柔軟な姿勢が求められるようだ。
